マジックショップmonthly Magic Lesson Shoppersは、世界中から厳選したアイテムをお手頃価格でお届けします。

★収録内容


【Indirect Threads】-間接的な糸の使用法

1.The Alarm-Clock
カードを配っていくと、途中で、卓上の目覚まし時計のベルが突然鳴り出します。
配るのを中断したその場所から、観客のカードが現れます。
もちろん時計に手は触れていませんので、不思議です。
この手の現象を達成しようとすると、ハイテクを使う発想をしがちですが、ゲータン・ブルームは違います。

2.The Bottle
透明なガラスビンの中に、細く丸めたトランプのカードが、ある程度の量で入っています。
ボトルを振ってよく混ぜ合わせながら、ボトルを傾けて、口からカードを出していきます。
事前に観客が指定した「枚数目」にたまたま出てきたカードが…なぜか、予言と一致します。

3.Buttons Thru The Table
「テーブルを通り抜けるコイン」ならぬ「テーブルを通り抜けるボタン」。
４個のボタンを握ってテーブルに叩きつけるたびに、ボタンは１個ずつ、次々とテーブルを通り抜けていきます。
伝統的なやり方とは異なり、「ラッピング」の技法は使用しませんので、スタンディングで演技可能です。
クリーンな外見の手順です（方法が秀逸で、タネを知って感心しました）。

4.The 5 Objects
卓上に５個の小物を置き、布をかけてカバーしたら、マジシャンは顔をそむけて、見ないようにします。
観客に、小物を１つずつ掴んではポケットに入れていってもらいますが、1つの品物だけは、他とは別のポケットに入れさせます。
そのポケットに何が入っているかが、あらかじめ置かれていた予言のメモで、間違いなく予言されているのです。

5.The Standing Card
１枚のカードをテーブルの上に立てると、なんと、そのまま直立してしまいます！
知らない人が見たら、意外で、不思議で、驚くほど神秘的で、思わず目を見開いてしまうことでしょう。
氏の有名な作品の１つですから、原理を既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが、正しい演じ方はあまり知られていません。
タバコを２本使ったり、カードを折り曲げて立てるというギャグを逆手に取ったり、破いた破片を使ったり…
単発芸ではなく、これだけで十分に効果的な、一連の手順として見せています。

〈Bonus Trick〉
6.Animated Sponge Balls
これは、最初に見たときに、完全に引っかかりました。
マジシャンからすると、勝手知ったるスポンジボールですから、真の意味で驚く手順が残っているとは思っても見ませんでした。
ギャグっぽい要素を含めていますが、最後の移動は、超不思議です！

7.The Little Doll Suspension
ステージマジックの「人体浮揚」〈チェアーサスペンションのような）のミニチュア版。
カードを人型に切り抜いたものが、片側の支えを外しても、不可思議な状態で宙に浮いています。

8.Interview
インタビューです。

〈NEW Bonus〉
9.Angling
ゲーム感覚の観客参加型マジック。
フックの付いたいくつかの箱を回転台の上に置き、観客に「釣竿」のようなものを渡して、釣りゲームを楽しんでもらいます。
最後まで残った箱をマジシャンがもらうと…大当たり！観客は、アタリを引き当てることができなかったのです。
「残り物には福がある」「バンクナイト」的な演出のマジックですが、こんな手があったか！と感心しきりです。

10.New Interview
インタビューです。

【Thumb-Tip】-サムチップ

11.Changing Colour Silk Routine
色変わりハンカチなのですが、ダイチューブギミックを使用せず、しかも手を完全に改めながら行います。

12.Silk to Egg Routine
「卵になるハンカチ」、これも古典ですが、良くある穴あきのギミックエッグを一切使いません。
一切のすり替えなしで、最後は本物の卵に変化してしまうのです。
タネ明かしをするかのように見せてどんでん返し…これはウケます。

13.The Buttons
色違いの３つのボタンから、選ばれた色のボタンが、あっという間に、ハンカチに縫い付けられてしまいます。
用具手渡し可能…本当に、縫い付けられています。
エキボック（マジシャンズチョイス）ではありません…そこで引っかかる方も多いはず。

14.The Ears
耳を通して頭の中をシルクが通り抜ける古典的なギャグ的見せ方をヒントに、とんでもない演出を作り上げました。
両手を、それぞれ、透明なビニール袋で密閉した状態で、シルクを移動させるのです…しかもサインのあるシルクが。

15.Silk In Bread
シルクがパンの中に飛び込む、古典マジックのゲータン・ブルーム流ハンドリング。

16.The Flying Ring
単独で販売もされている、氏の有名なリングフライトの手順。 これも、伝統的な方法とは全く異なる手法で、最初に見たときは大いに引っかかったはず。
彼の頭の良さがよくわかる手順です。

〈Bonus Feature〉
17.Some Little Tips
ボーナスとして、いくつかのアイデアをまとめて紹介しています。
実用的なアイデアを、いろいろサラリと紹介しているので、見逃さずにご注目ください。

【General Magic】-ジェネラルマジック

18.The Die
サイコロで選ばれた封筒を次々に取っていき、残った１つをマジシャンがもらうと、それだけが当たり！
一般的な方法とは全く異なるアイデアを使っているため、マジシャンでも、知らなければ見事に引っかかります。
これは天才的！「やってみたくなる度」No.1でしょう。

19.The Bottle
紙袋に入れたガラス瓶の底を、ウオンドが通り抜けてしまいます。
きちんと改めていて、不可能設定を作り出しているので、大変不思議です。

20.The Freer Deck
デックをパラパラとはじくと、マジシャンの名前が、アニメーションのように動いて、１文字ずつ現れます。
デックを広げてみると、１枚だけ、名前の書かれたカードがあり、それが観客のカードです。

21.The Lasso Rope Trick
帽子に入れたデックの中にロープをたらして、観客が選んだカードを吊り上げるカード当て。
ロープがギミックになっているバージョンをよく見かけますが、これはなんと、レギュラーロープで行っています！！
しかも、カードもフォースではなくフリーチョイスで、サインのあるカードでも行えます。
ロープに結ばれたカードを、そのままの状態で、観客にプレゼントして終わることもできます。

22.Polaroid
ポラロイドカメラを使った、面白い演出のマジック。
随所に面白い手法を含んでいるので、研究すると、いろいろと応用できる作品です。

23.Bicycle Pumps
自転車のタイヤ用の空気入れ（小型の手持ちタイプ）２個が、まるで「チャイニーズステッキ」のように連動して動きます。
観客を大爆笑の渦に巻き込む楽しいパフォーマンスですが、どんなトリックなのか、演技を見ても見当が付きません。
解説を聞くと、じつにシンプル…ゲイタン・ブルームならではの、大傑作です！