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★DISC 1 収録内容


Mathematically Speaking
数学的な要素を含むトリック

1.21 Card Trick
古典的な「２１カードトリック」の超進化版／ストリームラインド・バージョン。
マーローの手順の発展形で、段階を踏んでどんどん不可能になっていく３段構成の手順。
最後はなんと、観客のカードが消失し…カードケースから現れます！

2.Casino Clock
奇妙な「ダブルクロック」イフェクトにして、クロックトリックと「ブラックジャック」の複合。
自由に思った時刻のカードが予言されており、その時刻そのものも予言されていて、
さらに、その時刻の場所のみ、ブラックジャックが揃います。

3.Jamesway Poker
恐ろしく巧妙な、セルフワーキングのポーカーデモンストレーション。
スチュワート・ジェームスが発見した原理を、リバースフェローを使うことで…
誰でも簡単に行えるように構成しました。
演じている自分でも「ひっかかる」ほどの超不思議な手順です。


Classic Plots
クラシックなプロット

4.A,2,3,4,Elevator Revised
「ハートのＡ〜４」と「４枚のＫ」の８枚のみを使った、パケット版のエレベーターカード。
複数枚のカードが同時に移動し、しかもその枚数を１回ごとに増やしていく「プログレッシブ」な手順。
全ての現象が終わったと安心したところで、最後に予想外のクライマックスが！

5.Finger Print Trick
指紋でカードを当てるというのですが…！？　シンプルで効果的なサッカートリック。
観客の手の中で現象を起こすようにすることで、これほど反応が変るのか、という演出の妙にご注目ください。

6.Simplex Oil and Water
赤４枚、黒４枚のオイル＆ウォーターで、ノーエキストラバージョンです。
分かれて、分かれて、最後に混ざる、という３段構成。
２段目以降が、実際にはほとんど「何もしていない」のに現象を起こしてしまう、不思議な巧妙さを持った手法。

7.O'Hentry Jazz Aces
合理的なハンドリングのエースアセンブリー。
これもサッカートリックの要素や観客参加の要素を上手く生かしてクライマックスを構成しています。

8.Solmar Aces Revisited
正統的なスローモーションエースアセンブリーから、クリーンにリバース現象（元に戻る）につなげる手順。
氏がかつて発表したリバースアセンブリーの先駆的な作品を、本人の手でさらに改良。


★DISC 2 収録内容


Just A Little Something Extra
普通でないものをちょっとだけ使って

9.Blank Jazz Aces
氏が「クローザー」（ショーのトリネタ）として使っている強烈な手順。
エースアセンブリーから、デックの全てがブランクになるクライマックスへ…
（タイトルを見ていなければ、この展開はたぶん予測できませんでした）
ライブパフォーマンスでの、観客が驚く顔を、ぜひ見てください。

10.Blank Thought Revisited
観客が「自由に頭に思い浮かべた」カードが、１枚のブランクカードにプリントされて現れる…
という強力なクライマックスを持つイフェクト。
２枚のジョーカーを使って、ブランクのカードが思いがけず現れたり…
さらに「思ったカード」と「（自由に）選んだカード」双方が当たる…
波乱万丈の手順です。
セリフ・演出と手順の流れによって全てが自然にカバーされ、トータルとして一体不可分の、
１つのエンターテイメント作品に仕上げられています。

11.Jokers Are Wild
ディック・コーンウィンダーのアイデアに基づく、驚愕の不可能イフェクト。
観客は、自由に選んだカードの表面にサインをします。
マジシャンは、ジョーカーの裏面にサインをして、観客にもイニシャルを書いてもらいます。
そのジョーカーのフェイスが、見事に観客のサインカードに変化してしまうのです。
ものすごくクリーンなので、非常に不思議です。
最後に残る「両面にサインのあるカード」は、そのままプレゼントして終わることができます。
（観客が、マジックの印象を心に残したまま持ち帰ることのできる、最高のスーベニアです）


Subtle Card Effects
巧妙なカードマジック

12.Card In the Card Case
観客が選んだカードがカードケースの中に移動して現れるマジックですが…
個人的な意見では、これまでに見た中で、最も巧妙な方法ではないかと思います。
心理的に巧みに構成された手順で、パームなどのテクニックは一切使いません。

13.Just Friends
４枚のＫを４つの山にそれぞれ混ぜ込んで生きますが、１箇所に集まってしまいます。
そして、ストーリーに合わせて、最後に４枚のＱも現れます。

14.Marlo's Secret Kato
加藤英夫氏のマジックをマーロー流にアレンジしたバリエーション。
選ばれたカードが、パケットから別のパケットに飛行します。
原理や手続きなど、方法がとてもユニークです。

15.Pure Vice Versa
２枚のカード当てに、カードのトランスポジションをちょっとアクセントとして加えたことで、
ひねりの効いたマジックに仕上がっています。
とてもシンプルな手法です。

16.Whispering Queens
選ばれた２枚のカードをデックに戻します。
デックを広げると２枚のＱが２箇所で表向きにひっくり返っています。
それぞれの隣のカードを見ると、それが観客のカードになっています。
面白いのは、「２枚のＱがカードの名前を教えてくれる」と言って、
マジシャンは、その隣の観客のカードを抜き出す前に「言い当ててしまう」こと。
なぜ言い当てられるのか？　演技を見るととても不思議ですが…
これも、複数の巧妙なアイデアを、さらに巧妙に掛け合わせるという絶妙な合わせ技です。


★DISC 3 収録内容


For The Card Expert
カードエキスパートのために

17.Clearly Up the Ladder
ハートのＡ〜４のカードをバラバラに、同時に混ぜ込みますが、４枚ともトップに上がってきます。
これを繰り返した後、最後に、ロイヤルフラッシュが現れます。

18.Double Triumph
トライアンフを２回行い、２回目はフォーオブアカインドを出現させます。
ストリップアウトを使った本格的な方法をサラリとやっている点も注目。
リバースのアクションが「ない」点にも引っかかりました。

19.Half A Dream
リボンスプレッドの中に１枚表向きのカードが現れますが、観客のカードではありません。
スプレッドをテーブル上でターンして裏向きの１枚を抜き出すと、観客のカードに変っています。
まさに「夢の（ドリーム）イフェクト」です。

20.Kissing Cousins Twice Removed
半分ずつでフェイス・トゥ・フェイスに「キス」させたデックで、
両端（上と下）にハートのＫとＱをそれぞれ置きますが、２枚はいつのまにか中央に移動して、
向かい合わせに一緒になってしまいます。
これが、２回繰り返されます。
離ればなれの「男女」のカードが邂逅する、ロマンティックな現象です。

21.S-V-S Shuffle
トップにある４枚のＫを、３回のリフルシャフルで、明らかにデックの中に埋もれさせてしまいますが…
なぜか、また４枚ともトップから現れます。
これを、今度は２回のシャフルで繰り返そうとしますが、今度は意外にも４枚のＡが出現し、
さらに１回のシャフルで行うと、ロイヤルフラッシュが現れます。


Plus
プラス

22.Time Warp Wallet
カード・トゥー・ワレット。
観客が「思った」カードが、財布から出てきます。
売り物のアイデアを公開…パームを使わずに「手順で入れる」タイプです。

23.Solomon's Gypsy Curse
ピーター・ケーン考案のパケットトリックの傑作「ジプシーカース」のソロモンによるハンドリング。