[ 商品コード ] MICA010
みかめくらふと
【次から次へと！】ＭＣカジノボックス〜物量作戦！？どんどん出てくる不思議！〜

※本商品は、宅急便指定となります。ご了承くださいませ。

みかめくらふと製。木工の巧妙なプロダクションボックスです！

見た目にシンプル、機構は大胆。固形物が、どこからともなく！

ステージ・サロンマジックを華やかに彩る、ボックスからのプロダクション（物体出現）。
その中でも、とてもユニークな特徴を持つ「ＭＣカジノボックス」を、今回はご紹介いたしましょう。

木製の大きなボックス（高さ30センチ×幅24センチ×奥行き20センチ）。
側面の四辺を成す角筒状のパーツ（天地は筒抜け）が、底板（トレー）の上に載っている構造です。

上部のボックス（角筒）を底板から取り上げて、フラットに押しつぶし、平板状にして裏表を完全に示します。
どこにも、何も隠れる余地はありません。
底板も良く見せますが、何も怪しいところはありません。

筒を四角く広げて立体化させ、底板に載せれば、再度ボックスの形に組み上がります。
このボックスにおまじないをかけて、筒の上の口から手を差し入れると…
なんと、中から様々な物体が、次から次へと現れるのです。

マジシャンは、途中で再びボックスを分解し、平たく潰してあらためますが、それでも！
箱状に組み立てれば、またしても中から物が出現します。

中から取り出す物は（多少の条件はありますが）何でも構いません。
伝統的な「シルク」や「くす玉」、「紙テープ」などをどんどん出しても華やかで良いですが…
ガラス製のボトル（本物）など、明らかに「小さくたためない」固形物を出現させた方が不思議です。
それができるのが、この「ＭＣカジノボックス」なのです。

取り出すための品物は用具には含まれていません。
皆様の工夫次第で、いろいろとお使いください。
その場にある物を即興的に使うこともできますから、実用的です。

さて、一般的にはこの手のプロダクションマジック、華やかなので大変にウケるものですが、
マジシャン、特にクロースアップマジシャンからはあまり評判が良くないようです。
１つの理由は、トリックに詳しいマジシャンから見ると、不思議さに欠けるものが多いことでしょうか。
特に「くす玉」などの「マジック用」取り出し用具と呼ばれるものは、見た目は華やかなのですが、
小さくたたまることがバレバレなので、どこにでも隠せそうな気がしてきます。
（実際は「たたまる」と言っても体積的に限度があるのですが、知らなければ、印象的には
「どうせどっかに上手いこと隠してあるんでしょ？」と思われておしまいです。）

しかし、この「ＭＣカジノボックス」は、そういう「マニアな方」が見ても結構不思議に見えるはず。
隠せる余地がない状態にして完璧にあらためた後、「固形物」を出現させているからです。
物体は、間違いなく箱の「中」から出しています…外部から隔絶された空間から出てくるのです。
何かタネを操作するような怪しげな動きもしていません。

多くのプロダクションマジックの用具は「ネタ場」に収納した物しか取り出すことしかできません。
また外部から補給する方式、例えば「メリケンハット」などは技術的に難しく、かなりの練習量が必要です。
しかし、この「ＭＣカジノボックス」を使えば、驚くほどの物量のプロダクションが簡単にできるのです。

じつは、この用具、タネの「構造」を見るとちょっと驚くと思います。
シンプルにして大胆、「なるほど、あぁ、これだけでいいんだ！」と感心する感じです。
自然な動作を行うだけで、ある機構が自動的に働いて、陰で箱の中に物体を補給できるようになるんです。
あとは、「机の後ろに隠してある物」や「マジシャンの身体に仕込んである物」などを詰め込み放題、出し放題。
でも、あらための時に用具の裏表をハッキリと見せても、そんなことができるようには全く見えません。

工夫次第で、いろいろと応用が効く道具です。
しかも、とても簡単。
皆さんも、ぜひ機構を見て感心・納得し、あとはどんどん使ってください。

クロースアップがメインのマジシャンですと、日常的な用具に異常にこだわる方がいらっしゃいます。
でも、ちゃんとしたステージでは、ちゃんとした道具を使った方が、観客の印象は良いはず。
その点、この道具は木工で、デザイン的にも模様が彫刻として彫り込まれているなど、本格的な外観。
クラブ・ハート・ダイヤ・スペード、カードのマークがデザインされて、見た目も洒落ています。
比較的手軽に演じられて、しっかりとしたマジックショーを演出できる、実用的な道具です。

箱はフラットになるので、そうでないガッチリした木箱と比べたら、持ち歩きもさほど面倒ではありません。
この手の「たたまる」道具に関しては、その「折れ目」のヒンジ構造が往々にして問題となるのですが、
（特に今回の用具の場合は「演技中に」たたんだり開いたりする必要があるため、なおさらです）
その部分もきちんと作り込まれているのは、さすが「みかめくらふと」製。
単にテープで留めただけで済まそうとする「どこぞのメーカー」とはわけが違います。

ボックスの横幅と奥行きが違うのも、じつは計算された設計。
基本的な着想も面白く、また細部までよくできた道具となっています。

魔法のようなプロダクションマジックで、皆さんのステージを大いに盛り上げてください。