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【冬のごほうび!】PLAY TIME(プレイタイム)by AKIRA IMANISHI~今西章、ファーストソロDVD!~
[商品コード] AI001
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3,800円
(税込4,180円)
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商品価格は、3,800円(税込4,104円)です!
アイコンのご説明
ゆうきとも氏をはじめ、目の肥えた各氏が軒並み絶賛する内容とは?
珠玉のカードマジックで、皆様も「至福のひととき」をどうぞ!
個人的に待ち望んでいた、今西章さんのカードマジック作品集がついに発売されます。
シンプルでユニークなパケットトリック『あたりつき』、
まるで生け花のようなマイナートライアンフ『さざなみ』、
美しくコマーシャルなドリームカード『メモリーズ』…
ライブですぐにでも演じてみたくなる作品が目白押しです。
すでに私のレパートリーになっている作品もありますが…
それが何であるかは秘密にしておきましょう。
ちなみに今年見聞したセルフワーキングカードトリック、
ベスト5のうちの2作品が収録されています。
- ゆうきとも
━…━…━…━…━…━…━…━…
風貌が、ミスディレクション!
真面目そうに見えて、手法は、大胆で奇抜。
観客心理を操る、緻密な、構成。
魅力ある現象を最短距離で達成させる
考えぬかれた作品集、それが PLAY TIMEです。
- 庄司タカヒト(フォーサイト)
━…━…━…━…━…━…━…━…
8つの作品を「不思議だなぁ」と、独り言を呟きながら先送りもせずアッと言う間に観終わってしまった。
ついデックを取り出し早速やってみたら全部出来てしまったので
何を勘違いしたか「オレってなんて恐ろしい男だ」と満足気に薄ら笑いを浮かべてしまった。(笑)
……まあ、それは冗談として、よく考えてみればそれぞれの作品がシンプルで
ハンドリングは易しく全く負担がかからぬ程よい時間で収まっている。
そして、個々の作品の面白さと不思議さは当然やる気を起こし興味を抱いてデックに手が行ったのだろう。
創作家の端くれとして、それぞれの作品の構成はかなり緻密で見事だと思った。
バラエティに富んだ作品を本当に楽しませてもらいました。
- 佐藤喜義
━…━…━…━…━…━…━…━…
総じて、演じてもらいたい、楽しんでもらいたいという気持ちがひしひしと伝わるユーザー目線の作品集でした。
個人的には、難しいことは苦手だけど、カードマジックをやりたい!という方、
かつてカードマジックにはまったけど、今は…。という方にもこの作品集が届くといいなあと思っています。
- 藤原邦恭(マジックエフェクト)
今西 章(イマニシ アキラ)。
現在は弊社でmMLスタッフとして勤務しておりますので、その意味では「身内」ということになります。
以前にも弊社で
【痛快パケット!】シーウォーク・シャッフル~考案:今西章。意外性に満ち溢れたフォーカードモンテ!~
を出したり(だいぶ以前で、彼がまだ学生の頃ですので「出させていただいた」という形ですが)、
また、ゆうきとも氏とタッグを組んだコインマジックのコンセプトDVD
【銅・銀・真鍮!】CSBルーティーンズ(DVD)~ゆうきとも・今西章、両氏による「スリーコインルーティーン」たっぷりと!~
【第2弾は銀・銅!】Silver & Copper(DVD)~ゆうきとも・今西章、両氏のコラボ、今回は「シルバー&カパー」!~
も出していたりはして、多少の露出はしておりましたが、全く
単独での「作品集」は今回が初
になります。
このDVD、早速見ましたが、また
とんでもないシロモノ
で、もうびっくりしました。
もちろん、悪い意味ではありません。
図抜けたクォリティの高さ
に、圧倒されたということです。
「負けた…orz」「マジかよ…俺、こんな人と働いてたのかよ!?」と、同僚の私がいくら言っても
さほどの説得力がないでしょうから、
著名各氏よりいただいた上記のコメント
をぜひお読みください。
さらに
藤原邦恭氏
には、上記のほかにも、ほぼ
全作品に対して個別の感想
をいただきましたので、
下の「内容紹介」に取り入れさせていただきました(●印以降は藤原氏によるコメントです。
なお1作品のみ時間切れで間に合わなかったとのことで、他意はございません)。
コメントをいただきました4人の方々に、改めて御礼申し上げます。
■
あたりつき
4枚のエースの中から観客が選んだエースを一振りすると「当たりマーク」が現れ、
他の3枚には「ハズレマーク」が現れます!
予想だにしない現象展開を持つスピーディでキャッチィなパケットトリック。
■
ナイン
演者と2人の観客、総勢3人で行うマジック。
観客の手で全てのカードが混ぜられたはずなのに、
3人で儀式のように「ある動作」を行うと、フォーオブアカインドが揃って現れます。
●現象も方法も、ただ『美しい』の一言です。
演者に続き、観客の手の中、最後はテーブル上で不思議が起こる。
これを知った瞬間やってみたくなりますし、今年の忘年会はこれをやります。
■
さざなみ
数枚のパケットで行う信憑性の高いトライアンフ現象。
間違いなく裏表を混ぜているはずなのですが…
●8枚のレギュラーで行うトライアンフ。
ゆっくり(さざなみのように)混ぜていく動作は4回(12秒)、すぐさま息の吹きかけ1回(1秒)
そして広げて完結。
よく見かける『ごちゃごちゃ』から一線を画し、BGMだけで演じたい?そんな気にさせる作品でした。
■
さざなみの応用
上記「さざなみ」の手法を活用して構成した複合型の手順。
一組のデックの裏表を混ぜてしまい、そのうちの数枚のカードで
はっきりと混ざっている状態を確認したにも関わらず、
おまじない1つで向きが揃い、1枚のエースだけが表向きで現れます。
そして、この効果が残りのデックにも影響を与えるのです!
●カード当てでないトライアンフ現象。覚えなくていいので観客の負担はゼロ。
そして1組使用で印象が違う、こういう応用は本当にありがたいです。
■
キャッチャーズ
クリーンな3枚タイプのコレクターズ。
●選ばれた2枚のカードがテーブルに置かれていた3枚(絵札)の間に飛行します。しかも続けて2回。
レギュラーでこの現象を達成するにはどれだけのお仕事(準備を含め演者の裏でやる操作)がいるのだろうか…
と思っていたら、それだけ?と驚くほど考えられていました。
テクニックや準備が嫌なわけではないですが、ありがとうございますっ!て感じです。
■
おとなりさん
スペードのエースを裏向きにして、表向きのデックの中央辺りに適当に差し込んでもらいます。
差し込まれた場所の両隣のカードを見ると、なぜか2枚の赤のエースになっています。
ラストはマジシャンの魔法でAを見つけ出すのです!
●テクニックがゼロではありませんが、基本的な技法が1つだけ。
この1つの技法が複数の実にいい仕事をしています。方法を知って感心し、現象は観客が成功を導く所が素敵です。
■
メモリーズ
ドリームカードの今西流の方法と演出。
カードケースの中に、特別な記念のカードのコレクションが入っていると言って、
1枚ずつ取り出していくと、裏模様がバラバラで裏に日付が書かれたカード数枚入っています。
「特別なお客様にカードを選んでいただいた時に、そのサインカードを、記念として
裏に日付を書いてコレクションしているんです」
しかし、よくよく見るとその中の1枚、緑裏のカードに書かれている日付は過去のものではなく、
「今日」の年月日が書いてあります。
表を見ると、それは、先ほど選ばれてデックに戻したはずの観客のサインカードなのです!
●以前お会いした事は?…以前マジックをご覧いただいた事は?…以前ハートの4にサインしたことは?
観客は全てに「ありません」というのが理想的。
演者はケースからサインカードのコレクションを出すと「ありえません」という事が。
初対面であれば特にやりたくなるマジックだと思いました。
■
プレイタイム
3個のサイコロを振って出た目に応じて、その枚数のカードの山をそれぞれ配ります。
3つの山のトップカードを抜き出し、その3枚をよけて置いておきます。
さらに3つのサイコロの合計してもらい、デックから、その枚数目のカードを出します。
…そのカードがキーとなり、誰も予期できないクライマックスが訪れます!
●3個のダイスとカードのマジック。見た目、複雑な所はなく『ナイン』同様、楽しい観客参加型です。
そして見事に驚きます。
最後に方法を知って、エッ!これだけ?(難しくないという意味)と驚くという、この作品集のパターンです。
■
アンバランス(ボーナス)
スペードのエース(あるいは観客のサインカード)と、4枚のキングが鮮やかに入れ替わります。
ビジュアルでショッキングでダイレクトな1対4の交換現象。
●ボーナスとして収録されており、明らかに他の作品とタッチが違います。
そのビジュアルな魅力は動画で伝わるでしょう。
映像には、観客役、そして解説の聞き手役として
ゆうきとも氏も参加
されています。
ゆうきさんがいつにも増して興味津々で、解説中に
しばしば感心している
シーンが印象的です。
また、制作・発売には
Puzzle(パズル)
や
Mar-Vision
シリーズの
岡野将太氏
も協力・参画されていて、
映像構成全般や、収録作品の選定からタイトルの確定などにいたるまで、氏のセンスも取り入れられているようです。
クレジット表記等もきちんとなされていて、好感が持てます。
今西氏(ここでは敢えて独立した奇術家として敬称付きで呼びますが)のマジックは、
端正で緻密で合理的
、そして演じやすく作られています。
きわめて注意深く観客の印象を操作し、細部を積み上げることで、専門家でも知らなければ引っかかる
高度な不思議さ
を作り上げます。
その手腕はもはや若くして老獪の域。
今西君(ここでは敢えて同僚として君付けで…後略)は時折、自分が考えたマジックを見せてくれますが、
今西君的には「考えたマジック」というより、常に「いま考えているマジック」という位置づけで、
終わった後に必ず「どうですか?」と聞いてきます。
個人的な感想としては、もはや完成した作品を見せられているだけなので、早く発表したほうがいい、と勧めるのですが、
「いやいや、全然ダメでしょう」といった雰囲気で、謙遜しているのかと思ったら本気でダメだと思っているようで。
放っておくと、時としてはこちらがいいと思ったマジックをあっさり捨ててしまったりするので、油断も隙もありません。
本人は自分なりに納得がいかない点を抱えているからこそ見せているようなので、こちらのコメントがたまたまその問題意識に
ヒットしたり、かすったりすると、「ほらやっぱり」と、ダメ出ししているのに妙にうれしそうだったりします。
そうこうしているうちに、「あれですけど、結局こうなりました」と、前に見せられたのとは格段に違う手品に
進化・変貌させていたりして、時として「あれ」が何なのかわからなかったりするほど。
まあ、何が言いたいかというと、今回発表された各作品それぞれに対して、その陰に奇術家・今西章の
膨大な試行錯誤と
取捨選択
が秘められていて、それに
裏打ちされてこその、この作品クォリティ
だということです。
創作者としては長考派であり、慎重派である今西君ならではの完成度の高さ。
決して一朝一夕に作られたものではなく、まさに
「満を持して」出された、珠玉の作品集
です。
ぜひ、各作品を隅から隅まで、心して玩味くださいませ。
どちらかというと氏の思考と関心は「エフェクト派‐メソッド派」分析でいうとメソッド、方法側に強く向いています。
今回の作品群でも、
随所で「これは賢い」「頭がいい」「天才か」と膝を打つようなアイデア
に出くわすでしょう。
ですが今回は初作品集ということもあってか、本人も意識的に「現象のバラエティさ」に注意を払って
作品を配置していて、エフェクト的な面白さも多分に含まれています。
おそらくいろいろなタイプのマジシャンの方に、ことごとくご満足いただけるのではないかと思っています。
バーマジックなどでは「要はウケればいいんでしょ」とばかりにシモネタ満載でギャグ頼り、勢い任せのマジックを
見たりすることもあります。
それが必ずしも悪いとは思いませんが、マジックの楽しみというのは、そういった方向性ばかりではありません。
まさに今西君のマジックはその対極を行く、
落ち着いた知的な雰囲気の演技
で、
純粋にマジックの不思議を
楽しむ
という点では、これこそが個人的には
マジックの王道
だと信じています。
寒い冬、年の瀬も押し迫った中、ぜひ、暖かい部屋で1杯のコーヒーでも飲みながら、デックを片手に、
至福の時間をゆったりとお楽しみください。
皆さんへの、特別な
冬のごほうび、PLAY TIME(プレイタイム)
です。
・実演・解説DVD 1巻
(日本語)
シーウォーク・シャッフル
CSBルーティーンズ
Silver & Copper
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ゆうきとも氏をはじめ、目の肥えた各氏が軒並み絶賛する内容とは?
珠玉のカードマジックで、皆様も「至福のひととき」をどうぞ!
個人的に待ち望んでいた、今西章さんのカードマジック作品集がついに発売されます。
シンプルでユニークなパケットトリック『あたりつき』、
まるで生け花のようなマイナートライアンフ『さざなみ』、
美しくコマーシャルなドリームカード『メモリーズ』…
ライブですぐにでも演じてみたくなる作品が目白押しです。
すでに私のレパートリーになっている作品もありますが…
それが何であるかは秘密にしておきましょう。
ちなみに今年見聞したセルフワーキングカードトリック、
ベスト5のうちの2作品が収録されています。
- ゆうきとも
━…━…━…━…━…━…━…━…
風貌が、ミスディレクション!
真面目そうに見えて、手法は、大胆で奇抜。
観客心理を操る、緻密な、構成。
魅力ある現象を最短距離で達成させる
考えぬかれた作品集、それが PLAY TIMEです。
- 庄司タカヒト(フォーサイト)
━…━…━…━…━…━…━…━…
8つの作品を「不思議だなぁ」と、独り言を呟きながら先送りもせずアッと言う間に観終わってしまった。
ついデックを取り出し早速やってみたら全部出来てしまったので
何を勘違いしたか「オレってなんて恐ろしい男だ」と満足気に薄ら笑いを浮かべてしまった。(笑)
……まあ、それは冗談として、よく考えてみればそれぞれの作品がシンプルで
ハンドリングは易しく全く負担がかからぬ程よい時間で収まっている。
そして、個々の作品の面白さと不思議さは当然やる気を起こし興味を抱いてデックに手が行ったのだろう。
創作家の端くれとして、それぞれの作品の構成はかなり緻密で見事だと思った。
バラエティに富んだ作品を本当に楽しませてもらいました。
- 佐藤喜義
━…━…━…━…━…━…━…━…
総じて、演じてもらいたい、楽しんでもらいたいという気持ちがひしひしと伝わるユーザー目線の作品集でした。
個人的には、難しいことは苦手だけど、カードマジックをやりたい!という方、
かつてカードマジックにはまったけど、今は…。という方にもこの作品集が届くといいなあと思っています。
- 藤原邦恭(マジックエフェクト)
今西 章(イマニシ アキラ)。
現在は弊社でmMLスタッフとして勤務しておりますので、その意味では「身内」ということになります。
以前にも弊社で
【痛快パケット!】シーウォーク・シャッフル~考案:今西章。意外性に満ち溢れたフォーカードモンテ!~
を出したり(だいぶ以前で、彼がまだ学生の頃ですので「出させていただいた」という形ですが)、
また、ゆうきとも氏とタッグを組んだコインマジックのコンセプトDVD
【銅・銀・真鍮!】CSBルーティーンズ(DVD)~ゆうきとも・今西章、両氏による「スリーコインルーティーン」たっぷりと!~
【第2弾は銀・銅!】Silver & Copper(DVD)~ゆうきとも・今西章、両氏のコラボ、今回は「シルバー&カパー」!~
も出していたりはして、多少の露出はしておりましたが、全く単独での「作品集」は今回が初になります。
このDVD、早速見ましたが、またとんでもないシロモノで、もうびっくりしました。
もちろん、悪い意味ではありません。
図抜けたクォリティの高さに、圧倒されたということです。
「負けた…orz」「マジかよ…俺、こんな人と働いてたのかよ!?」と、同僚の私がいくら言っても
さほどの説得力がないでしょうから、著名各氏よりいただいた上記のコメントをぜひお読みください。
さらに藤原邦恭氏には、上記のほかにも、ほぼ全作品に対して個別の感想をいただきましたので、
下の「内容紹介」に取り入れさせていただきました(●印以降は藤原氏によるコメントです。
なお1作品のみ時間切れで間に合わなかったとのことで、他意はございません)。
コメントをいただきました4人の方々に、改めて御礼申し上げます。
■あたりつき
4枚のエースの中から観客が選んだエースを一振りすると「当たりマーク」が現れ、
他の3枚には「ハズレマーク」が現れます!
予想だにしない現象展開を持つスピーディでキャッチィなパケットトリック。
■ナイン
演者と2人の観客、総勢3人で行うマジック。
観客の手で全てのカードが混ぜられたはずなのに、
3人で儀式のように「ある動作」を行うと、フォーオブアカインドが揃って現れます。
●現象も方法も、ただ『美しい』の一言です。
演者に続き、観客の手の中、最後はテーブル上で不思議が起こる。
これを知った瞬間やってみたくなりますし、今年の忘年会はこれをやります。
■さざなみ
数枚のパケットで行う信憑性の高いトライアンフ現象。
間違いなく裏表を混ぜているはずなのですが…
●8枚のレギュラーで行うトライアンフ。
ゆっくり(さざなみのように)混ぜていく動作は4回(12秒)、すぐさま息の吹きかけ1回(1秒)
そして広げて完結。
よく見かける『ごちゃごちゃ』から一線を画し、BGMだけで演じたい?そんな気にさせる作品でした。
■さざなみの応用
上記「さざなみ」の手法を活用して構成した複合型の手順。
一組のデックの裏表を混ぜてしまい、そのうちの数枚のカードで
はっきりと混ざっている状態を確認したにも関わらず、
おまじない1つで向きが揃い、1枚のエースだけが表向きで現れます。
そして、この効果が残りのデックにも影響を与えるのです!
●カード当てでないトライアンフ現象。覚えなくていいので観客の負担はゼロ。
そして1組使用で印象が違う、こういう応用は本当にありがたいです。
■キャッチャーズ
クリーンな3枚タイプのコレクターズ。
●選ばれた2枚のカードがテーブルに置かれていた3枚(絵札)の間に飛行します。しかも続けて2回。
レギュラーでこの現象を達成するにはどれだけのお仕事(準備を含め演者の裏でやる操作)がいるのだろうか…
と思っていたら、それだけ?と驚くほど考えられていました。
テクニックや準備が嫌なわけではないですが、ありがとうございますっ!て感じです。
■おとなりさん
スペードのエースを裏向きにして、表向きのデックの中央辺りに適当に差し込んでもらいます。
差し込まれた場所の両隣のカードを見ると、なぜか2枚の赤のエースになっています。
ラストはマジシャンの魔法でAを見つけ出すのです!
●テクニックがゼロではありませんが、基本的な技法が1つだけ。
この1つの技法が複数の実にいい仕事をしています。方法を知って感心し、現象は観客が成功を導く所が素敵です。
■メモリーズ
ドリームカードの今西流の方法と演出。
カードケースの中に、特別な記念のカードのコレクションが入っていると言って、
1枚ずつ取り出していくと、裏模様がバラバラで裏に日付が書かれたカード数枚入っています。
「特別なお客様にカードを選んでいただいた時に、そのサインカードを、記念として
裏に日付を書いてコレクションしているんです」
しかし、よくよく見るとその中の1枚、緑裏のカードに書かれている日付は過去のものではなく、
「今日」の年月日が書いてあります。
表を見ると、それは、先ほど選ばれてデックに戻したはずの観客のサインカードなのです!
●以前お会いした事は?…以前マジックをご覧いただいた事は?…以前ハートの4にサインしたことは?
観客は全てに「ありません」というのが理想的。
演者はケースからサインカードのコレクションを出すと「ありえません」という事が。
初対面であれば特にやりたくなるマジックだと思いました。
■プレイタイム
3個のサイコロを振って出た目に応じて、その枚数のカードの山をそれぞれ配ります。
3つの山のトップカードを抜き出し、その3枚をよけて置いておきます。
さらに3つのサイコロの合計してもらい、デックから、その枚数目のカードを出します。
…そのカードがキーとなり、誰も予期できないクライマックスが訪れます!
●3個のダイスとカードのマジック。見た目、複雑な所はなく『ナイン』同様、楽しい観客参加型です。
そして見事に驚きます。
最後に方法を知って、エッ!これだけ?(難しくないという意味)と驚くという、この作品集のパターンです。
■アンバランス(ボーナス)
スペードのエース(あるいは観客のサインカード)と、4枚のキングが鮮やかに入れ替わります。
ビジュアルでショッキングでダイレクトな1対4の交換現象。
●ボーナスとして収録されており、明らかに他の作品とタッチが違います。
そのビジュアルな魅力は動画で伝わるでしょう。
映像には、観客役、そして解説の聞き手役としてゆうきとも氏も参加されています。
ゆうきさんがいつにも増して興味津々で、解説中にしばしば感心しているシーンが印象的です。
また、制作・発売には Puzzle(パズル) や Mar-Vision シリーズの岡野将太氏も協力・参画されていて、
映像構成全般や、収録作品の選定からタイトルの確定などにいたるまで、氏のセンスも取り入れられているようです。
クレジット表記等もきちんとなされていて、好感が持てます。
今西氏(ここでは敢えて独立した奇術家として敬称付きで呼びますが)のマジックは、
端正で緻密で合理的、そして演じやすく作られています。
きわめて注意深く観客の印象を操作し、細部を積み上げることで、専門家でも知らなければ引っかかる
高度な不思議さを作り上げます。
その手腕はもはや若くして老獪の域。
今西君(ここでは敢えて同僚として君付けで…後略)は時折、自分が考えたマジックを見せてくれますが、
今西君的には「考えたマジック」というより、常に「いま考えているマジック」という位置づけで、
終わった後に必ず「どうですか?」と聞いてきます。
個人的な感想としては、もはや完成した作品を見せられているだけなので、早く発表したほうがいい、と勧めるのですが、
「いやいや、全然ダメでしょう」といった雰囲気で、謙遜しているのかと思ったら本気でダメだと思っているようで。
放っておくと、時としてはこちらがいいと思ったマジックをあっさり捨ててしまったりするので、油断も隙もありません。
本人は自分なりに納得がいかない点を抱えているからこそ見せているようなので、こちらのコメントがたまたまその問題意識に
ヒットしたり、かすったりすると、「ほらやっぱり」と、ダメ出ししているのに妙にうれしそうだったりします。
そうこうしているうちに、「あれですけど、結局こうなりました」と、前に見せられたのとは格段に違う手品に
進化・変貌させていたりして、時として「あれ」が何なのかわからなかったりするほど。
まあ、何が言いたいかというと、今回発表された各作品それぞれに対して、その陰に奇術家・今西章の膨大な試行錯誤と
取捨選択が秘められていて、それに裏打ちされてこその、この作品クォリティだということです。
創作者としては長考派であり、慎重派である今西君ならではの完成度の高さ。
決して一朝一夕に作られたものではなく、まさに「満を持して」出された、珠玉の作品集です。
ぜひ、各作品を隅から隅まで、心して玩味くださいませ。
どちらかというと氏の思考と関心は「エフェクト派‐メソッド派」分析でいうとメソッド、方法側に強く向いています。
今回の作品群でも、随所で「これは賢い」「頭がいい」「天才か」と膝を打つようなアイデアに出くわすでしょう。
ですが今回は初作品集ということもあってか、本人も意識的に「現象のバラエティさ」に注意を払って
作品を配置していて、エフェクト的な面白さも多分に含まれています。
おそらくいろいろなタイプのマジシャンの方に、ことごとくご満足いただけるのではないかと思っています。
バーマジックなどでは「要はウケればいいんでしょ」とばかりにシモネタ満載でギャグ頼り、勢い任せのマジックを
見たりすることもあります。
それが必ずしも悪いとは思いませんが、マジックの楽しみというのは、そういった方向性ばかりではありません。
まさに今西君のマジックはその対極を行く、落ち着いた知的な雰囲気の演技で、純粋にマジックの不思議を
楽しむという点では、これこそが個人的にはマジックの王道だと信じています。
寒い冬、年の瀬も押し迫った中、ぜひ、暖かい部屋で1杯のコーヒーでも飲みながら、デックを片手に、
至福の時間をゆったりとお楽しみください。
皆さんへの、特別な冬のごほうび、PLAY TIME(プレイタイム)です。
・実演・解説DVD 1巻(日本語)
シーウォーク・シャッフル
CSBルーティーンズ
Silver & Copper