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「即興教」の信者にも響くセルフワーキングトリック集！

実践で「使える」点では、最も有意義なコンセプトかも！








映像でほぼご理解いただける内容と思いますが、簡単な補足説明書（日本語版）をご用意いたしました。
ご活用ください。

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ついに、ここまで来ました。
「セルフワーキング」（技法を使わない）にこだわったカードマジックＤＶＤも、今では増えましたが、今回は
それに、さらに「即興で行える」という条件をプラス。
より一層、範囲を絞り込んで、コンセプトを先鋭化させています。

題して「Any Shuffled Deck - Self-Working Impromptu Miracles」。
訳すと
「どんなにシャッフルされたデックでも…セルフワーキングで行える『即席・即興』の奇跡」といったところでしょうか。




もちろん特徴は「即興で、シャッフルされたどんなデックでも行える」「セルフワーキングの」カードマジックということです。
そこにカテゴライズされる、１０個の驚異的な作品を紹介しています。

そうです。「驚異的な」というのもひとつの条件です。
「即興かつセルフワーキング」でも、いわゆる「初心者向き」の「知られた作品」「見え透いた作品」（マジシャンにとっては）も
ありますが、それでは「あなた」は満足しないでしょう。
本格的で、真に印象的で、評判が取れるようなマジック集です。

セルフワーキングについては、これまでにもさまざまな商品・ＤＶＤを紹介し、その中で、その特徴について語ってきました。
かつては誤解され、ある種「馬鹿にされていた」きらいもありましたが、最近ではむしろ評価する方のほうが増えていると思います。
今回はそれに「即興」「シャッフルされた」「どんなデックでも」といった要素が掛け合わされているわけです。

もとより「セルフワーキングかどうか」と「即興でできるかどうか」は、原理的に全く別の基準です。
厳密に分析するには、４象限のマトリックス・チャートで考える必要があります。

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　セルフワーキング　・即興　　　セルフワーキング　・非即興
　非セルフワーキング・即興　　　非セルフワーキング・非即興

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ただしセルフワーキング側の論理では、テクニックという手段が封じられていますので、その分、アイデア・サトルティ・数理などに加え
「事前のセットアップ」に頼る傾向も間々あります。
それすらも封印したのが、今回のテーマである「セルフワーキング・即興」ということになります。
そう考えると、結構、厳しい条件です。
その基準をクリアした傑作集、それが今回のＤＶＤなのです。
（ちなみに「シャッフルのさせ方によって崩れないセットを使う」などは含みません。即興ですから完全ノーセットです）




即興の利点は、もちろん準備が要らないことでしょうが、これを「（本来準備すべきところを）準備していなくても」という方向で
捉えると、簡単・シンプル・単純・軽い（お手軽）…などのイメージにつながります。
そんな印象をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ただ、これも「そういう傾向もある」というだけで、イコールではありません。
これまたかつてのセルフワーキングと同じ誤解（「即興＝簡単＝初心者向き」という類型化）に陥りやすいところのように思えます。

むしろ、即興で当意即妙にスムーズに対応できるというのは、「初心者」どころか「達人級」という見方もできるわけです。
剣の達人は剣がなくても勝てる、というレベルです。
もちろん、おそらくは真の達人なら、テクニックも磨き抜いて「非セルフワーキング・即興」の部分を鍛え抜いているかもしれません。
ただ、そこまで行くと、「技法もセルフワーキングも手段の一部でしかない」という達観に至っているのではないかと思います。
むしろ、今回の「セルフワーキング・即興」も、融通無碍という点で、達人へのアプローチ方法の１つになりうるのではないか、とも。

すみません、話が逸れ過ぎました。
ともかくも、何の準備もなしでいつでもすぐに演じられる、というのは実践派の方にとってはかなりのアドバンテージです。
それと、セルフワーキングの利点が掛け合わされた作品ということです。
これは実用的ですね。

「別に準備なしで、アンビもトライアンフもリセットもコレクターもオイル＆ウォーターもできるよ？」
そう、うそぶくテクニック派マニアの方もいらっしゃるでしょう。
私も嫌いじゃありません。
ただテクニックというのは、どうしてもカードのコンディションやら、演技の角度やら、いろんな条件に制約されがちです。
即興で「どんなときでもできる」のは、むしろセルフワーキングのほうでは？
プラスチックトランプを手渡されて「これで何かできますか？」と聞かれたときのことを考えてみてください。
覚えておいて損はありませんよ？即興セルフワーキング。

巧妙なセルフワーキングというのは、観客に隠すべき部分が一切ないゆえに、魔法や奇跡を生み出せる方法の１つなのです。
ちなみに「セルフワーキングがあまり好きではない」とおっしゃる方、それぞれに違う理由をお持ちのようですが、
「だってセットアップが要るでしょ？即興でやりたいんだよ」というのが「理由」の方も結構いらっしゃるのでは？
とすると、ここにあるのは「あなたが嫌いではないセルフワーキング集」ということになります。

今回のＤＶＤで提示されたコンセプト（ないしカテゴリー）は、カードマジックの中でも最も実用的な部分を切り取ったものです。
ノーセットの即興セルフワーキング、ぜひお楽しみください。




以下の作品を収録しています。

■Interstellar OOTW
■Mates
■Gemini Location
■Silly Questions
■Wheel of Fortune
■Jack's Poker
■Salto Triumph
■Last to Turn Up
■Invisible Dice
■One Over the Eight




・実演・解説ＤＶＤ（英語版）　１巻
・日本語版補足解説書（mML特別サービス）