【ガスター１０！】アン・ルート（En Route）〜日本語版書籍！ガスタフェローの珠玉の10作品！〜 [monthly Magic Lesson Shoppers]

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商品価格は、3,637円（税込4,000円）です！

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ガスタフェローの2017年新刊、早くも日本語版で登場！

多くの識者が絶賛する、良質の作品集！必読です！

ガスタフェロー氏が2017年ブラックプール大会のレクチャーのために書き下ろしたEn Routeを、
富山達也氏の訳で日本語化。
Three of a Kind（スリー・オブ・ア・カインド）・ Hands Off My Notes（ハンズ・オフ・マイ・ノーツ）
などでおなじみのスタイルです。
約90ページの冊子ですが、内容は非常に充実しており、満足度の高いものです。

たとえば、あのジャック・カーペンター氏は、以下のように評しています。
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10トリックすべてが凄い！"Boxing Day"は真に天才的であり、"Mind-Mental"はパーフェクトだ。
全編に亘って溢れるプレゼンテーションのアイディアときたら、同量の金と同じ価値がある！
本書はプレゼンテーションだけにとどまらず、観客へのひとつひとつの所作に意味と妥当性をもたらす
素晴らしい考察にいたるまで、ジョンの哲学に満ち満ちている。
それらを"身につく"かたちで教わることができるだろう！
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ガスタフェロー氏のマジックは、比較的実演しやすい軽さを持ちながら、非常に高い効果を持つものが多く、
とても実践的です。
特にマジックと絶妙に絡み合った演出が評価されていますが、もちろん、それだけではありません。
本書は、カードマジックに興味がある方ならどなたでも楽しめる内容が詰まっています。
新しいエフェクト、新しいプロット、新しいメソッド。
そして、実際に演じる上でどのように気を使ったら効果を高めることができるか、
考え抜かれた1つ1つの作品を読み解くうちに、目から何度もうろこが落ちることでしょう。

多くの方に読んでいただきたい一著です。

●Chapter1 Ready For Take Off

■1 Virus
視覚に訴えるオープナー。
デックがウィルスに犯され、全部が裏面になってしまったり、表が全部真っ白くなってしまったり。
最終的に「ウィルス」と書かれたカードが現れ、それを除去すると、デックは普通に戻ります。
オールバックの現象にウィルスという演出を掛け合わせることで、非常にコマーシャルなマジックとなりました。
手法面も合理的です。

■2UpperHandTriumph
テーブルが要らない直接的なバージョンのトライアンフ。
観客に1枚のカードを選んでもらい、デックの裏表を混ぜてしまいます。
マジシャンは、観客のカードを言い当て、観客のカードが表向きか裏向きかを言い当て、
さらにそのカードのところでカットしてカードを現し、最後に裏表の向きをそろえてしまいます。
巧みなセリフと説得力の高いディスプレイにより、最後の瞬間まで観客はデックが裏表ばらばらだと確信しており、
元に戻る現象が完全に自分（観客自身）の手の中で起こったと思い込むように構成しています。
強烈です。

■3 Mini-Mental
4人のお客様を巻き込むパワフルなクローザー向きトリック。
4人の観客に選ばれたカードを、観客の心を読んで言い当ててから、それぞれ華麗な技で見つけ出してみせます。
メンタルマジックと、フィジカルマジックの融合。
ある種のワンアヘッドにより、合理的に組み立てられた手順で感心します。
ある程度の人数の観客に見せる機会がある方は、即興的に行えるので覚えておくと重宝します。

■Essay:Your Brand Voice
マーケティング的なセルフブランディングの考え方の一種を紹介したエッセイ。

●Chapter2 Unpacked
カードの箱をユニークに活用した3作品。

■4 Boxing Day
ショッキング＆オフビート。
デックの中の観客のカードをポケットの中のカードケースに飛び込ませる、と言いますが、
デックを空中に放り投げると、空中でカードケースに変化して落ちてきます。
デックはポケットから取り出されますが、観客のカードはありません。
観客のサインカードは、カードケースの中から現れます。
デックがケースに変わる瞬間は衝撃的。

■5 The Box Whisperer
選ばれたカードの名を、空のカードケースの中に、観客がささやきます。
ケースに「封じ込めた声」をマジシャンが聞くことで、選ばれたカードを当ててしまいます。
最終的に、選ばれたカードがそのケースの中から現れます。
ユニークで楽しい、しびれる演出。
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■6 Think Tank
4枚のエースから1枚が選ばれ、これをエースパケットに戻して混ぜてしまいます。
2枚のジョーカーが、観客のエースを当ててくれると言って、カードケースにしまいます。
ここから怒涛の4段現象。
選ばれたエースをマジシャンが言い当て、
手元の4枚のエースのパケットが、突然2枚のジョーカーに変化。
ケースの中から、4枚のエースが現れます。
見ると、選ばれたエースだけがリバースしています。
見事な構成。
手順上の問題点を現象に転換することで解決する考え方は、参考になるでしょう。

■Essay:Sharing Your S.E.C.R.E.T.
効果的なパフォーマンスを生むためのキーとなる6つの要素。

●Chapter3 Entourage
4枚のエースで構成した作品群。

■7 All In Your Hands
2人の観客に手伝ってもらい、マジシャンは手を触れずに行うエースオープナー。
観客が混ぜているにもかかわらず、4枚のエースが現れる不思議。

■8 Chip Off The Old Daley
いわゆる「ラストトリック」（エースの入れ替わり）と、2枚のポーカーチップの入れ替わりを
融合させて演出。
これは素晴らしいです。演出の魔術師、ガスタフェローならではです。
サッカートリック風のクライマックスは、意外性があって驚かれます。

■9 Double Agent
「ミッション・インポシブル」をテーマにしたストーリーで、選ばれたカードを探すためにデックに潜入した
4枚のエースを、テクニカルに次々と取り出していきます。
最後は選ばれたカードがエースの元に飛び込み、それが「二重スパイ」だったと言うタイトルにつながるオチ。
マジシャンがテクニックを自慢するようなタイプのマジックも、演出による理由付けで「観客のための」
エンターテイメントになる、という好例です。

■10 Flash Pocket
ポケット・インターチェンジ・プロット。
別々のポケットにんれた4枚のジャックと、「観客の」手元の4枚のエースが、瞬間的に入れ替わります。
ちょっとした細工をすることで、効果を抜群に高めています。
ここまで演出的な不思議さを追及したポケット・インターチェンジを他に知りません。