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ポーカーチップでオシャレに演出、そして予言のオチまで！？

合理的に「問題解決」したアウト・オブ・ディス・ワールド！




Mr. Pearl は韓国の気鋭の若手マジシャンです。
最近、ＪＣＭＡ（日本クロースアップマジシャンズ協会）の招聘で来日し、各地でのレクチャーも大好評。
その時、この「ランバー」も演じていて、評判がよかったトリックの１つです。

名作、「アウト・オブ・ディス・ワールド」の、とてもスマートな演出です。




観客が、自身の直感により、裏向きのままでトランプを赤と黒に正しくより分けてしまいます。
そして…




クラシックに、新たなタッチが加えられました。

アウト・オブ・ディス・ワールド。
これが、長年にわたってマジシャンに愛され続けている名作であることは、言うまでもないでしょう。
真に天才的なプロットであり、それゆえ、幾多のバージョンが作られ、発表されてきています。

では、今回の「ランバー」の、他と違う特別な点は何なのか？
これは、このマジックの最終的な「レイアウト」の問題に解決を与えるものです。

「アウト・オブ・ディス・ワールド」の根本的な原理に関わる、最後の秘密操作。
もちろん原案や多くの改案で提示されている方法は、正しく行えば問題なく機能するものですが、
とはいえ、決定的な瞬間に、多少の後ろめたさを伴う動作を行わないといけない点が、
演じる側からして気になる方は多いでしょう。

今回の「ランバー」は、まさにその点が「ムーブレス」。
何もしません…特別な動作を何一つ行う必要がないのです。
単に、カードを表向きにして観客に示すだけ。
あるギャフ（ギミック）が、全てを解決します。

加えて、「色の分離」の現象のあと、もう一つ、別の現象が加えられています。
ちょっとした現象ですが、演出的には大きな役割を果たします。




ガイドカードの代わりにポーカーチップを使用するようにしています。
これはもちろん方法論的な面から、そのようにすることを選択したのでしょうが、
付随的に、カードだけで行うよりもスタイリッシュな雰囲気を作り出すことに成功しています。

そして、最終的に「オチ」となる「枚数の予言」現象を加えていますが、
これもポーカーチップを使って表現することで、用具の必然性を生み出しているわけです。
きわめて合理的に作られたトリックで、数ある「アウト・オブ・ディス・ワールド」の手順やアイデアの中でも、
特筆すべきものに仕上がっています。

難しいテクニックは不要です。
手にした瞬間から、あなたのペット・ルーティーンとなることでしょう。

特製用具（ポーカーチップ４枚）と収納用の袋が付いています。
解説は、オンライン動画です（英語版ですが、映像で理解できる内容だと思います）。
ちなみに、ポーカーチップの見栄えや作りも良く、これは他のマジックにも応用に使えそうな道具ですね。

なお、使用するカードはレギュラーです。これは各自でご用意ください。