【バックデータでお見通し！】マークスマン・デック（Marksman Deck by Luke Jermay）〜ルーク・ジャーメイがマークトデックの常識を変える！〜 [monthly Magic Lesson Shoppers]

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メンタリスト、ルーク・ジャーメイが発表したトンデモデック！

情報てんこ盛り！たいていのことは、裏を見れば書いてある！？

メンタリストが、観客が取った山の枚数を、そしてその中の赤いカードと黒いカードの枚数を、
さらには観客が取った山のカードの数字の合計数まで、次々と当てていきます！
いったいどうやって？
観客の心を読んだのか、それとも、観客が持つパケットを透視したのか…
いいえ。
実は、全てはカードの裏に書かれていたとしたら！？

このデックの存在を知らずに使われたら、何の手がかりもなく、魔法としか思えないでしょう。

驚異的なトリックデックが登場しました。
マークトデックの原理とシステム（スタックデック）の原理を複合させるというアイデアを
極限まで拡張し、「全部のせ」に近いほどの情報を詰め込みました。
たとえば、次のようなことが、ほぼオートマチックに可能です。

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デックを適当な場所で分けて、持ち上げてもらったとします。

・下半分のトップカードが裏向きに見えていますが、そのカードが何かを演者は知り、
当てることができます。（通常の「マークトデック」の機能）

・そのカードが、トップから何枚目のカードであるかを知ることができます。
（スタックで言うと、ナンバーがわかることになります。）

・上記とほぼ同値ですが、観客が分けた上半分の山の枚数を知ることができます。

・分けた上半分のボトムカードが何かを演者は知り、当てることができます。
このカードは表も裏も演者には見えていません。
（これは、いわゆる「S.U.M.デック」と同一です。
原理は1913年の"Theodore De Land's Automatic Deck"にまで遡るようです）

・分けた上半分の中にある「赤いカードの枚数」を知ることができます。
この山の枚数もわかっていますので、当然、単純な引き算で
「黒いカード」の枚数もわかります。

・分けた上側にあるカードの数字を全て合計した数がわかります。
（原理的には、どこで分けてもわかるようになっています。
あまり枚数が多いと大変ですが、少ない枚数ではいろいろと使えます。）

・分けた山をコンプリートカットで下に回したとします。
トップカードのメイトカードが、デックの何枚目にあるかがわかります。

━…━…━…━…━…━…━…━…

加えて、カードの天地もわかるデザインになっています。
これらを活用すれば、かなりのことができるのはお分かりだと思います。
通常のマークトデックの比ではありません。

解説は、オンライン動画となります。
英語版ですので全てを完全に聞き取るのは難しいとは思いますが、デックの原理を
理解すれば、やり方を理解することはできると思います。

ルーク・ジャーメイによる5つの手順を紹介しています。

Three Tests of Intuition
Dowsing
Card Peeks Routine
Card Calling
Card Memory

使い方次第の道具であるのはもちろんですが、それにしても世界最高峰のメンタリスト…
ルーク・ジャーメイの演技も手順も、見事です。
マークトデック使いの方は、ぜひ参考にしていただきたいものです。

なお、基盤となるシステムとしては、タマリッツのネモニカを使っています。
これは大変ありがたいことで、メモライズドデックの研究ともクロスします。
今回のデックは、スタックナンバーがカードの裏に書いてあるわけですから、
覚えていなくても並べられるなど、スタック入門者の方にも役立ちます。
また、専門家・研究家の方も、「スタック×マークト」の持つ底知れぬ
ポテンシャルとポシビリティを感じていただける内容となっています。

添付のデックは、おそらく相当に考えてデザインされたのでしょう。
マーキングに一切紛らわしさがなく、非常に使いやすいものとなっています。
普通のマークトデックとしても使えるぐらいですから、どなたにでも
すぐに役立てられるものと思います。
そして、大きく打てば大きく響く、奥深いデックです。

デックは マンドリンバック赤裏をベースにしています。
なお、出荷時にはリバースオーダーとなっているようですので、
逆順にしてお使いください。

多くの識者も絶賛の新兵器です。存分にご活用ください。