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好評に付き第３弾！セルフワーキングの驚異的で圧巻の作品集！

今回も安定のカール・ファルブズ、そして平賀義達氏の完訳付！






平賀義達氏による日本語完訳テキスト付き、カール・ファルブズの「セルフワーキング」シリーズ、
いよいよ第３弾です。
今回お届けするのは、
マイベスト・セルフワーキング・カードトリックス（My Best Self-Working Card Tricks by Karl Fulves）。

原著（英語版）は、2001年にDoverオリジナルとして書き下ろし刊行されたもので、セルフワーキングの
カードトリック65種が収録、解説されています。
前回ご紹介した 第２弾 は、このシリーズの最初の作品集でしたが、こちらは後期になってからのものといえます。
第２弾のときはむしろ煩いくらいにクレジット（原案者名など）が書かれていたのですが、今回は違って、
その手の記載がさほどありません。
「マイベスト」と謳っているだけあり、本作はほぼ著者のカール・ファルブズ氏自身が
実際に演じているレパートリーの中からベストといえるものを選んだ、ということで、
おそらく（あまり明確には書かれていないのですが）ほぼ何らかの形で氏自身のアイデアを取り入れて
構成した、どちらかというと個人作品集というニュアンスのようです。

そういえば、日本語版を作られた平賀氏が、以前第１弾の翻訳をお願いした際に、
「セルフワーキングカードマジックを語る時、FULVESの名は忘れてはいけないものですし、
あらためて彼の作品を確認し学ぶということはカードマンにとって意義あるものと考えます」
とおっしゃっていたことが思い起こされます。

そもそもオメガカウントの考案者としても知られ、研究者や著述家、雑誌編集者など、さまざまな顔を持つ
ファルブズであり、例えばスライディーニの本なども書いていますので、個人的には当初
「ファルブズ＝セルフワーキングの人」というイメージでもなかったのですが、
ことセルフワーキングトリックに話を絞ったとしても、研究家のみならずクリエーター・実作者として
相当の実力者であり、また多作家でもあるといえます。
この本も非常に実用的で、また刺激的な内容であり、お役立ていただけるものと思います。




■はじめに

■第１章. PERSONALITY TESTS
占いをテーマにしたトリック。

1．SOMEONE LIKE YOU
2．THE ODD COUPLE
3．COMPATIBILITY（相性）
4．MOST WANTED LIST

■第２章. IMPROMPTU TRICKS
借りたトランプで、即興で演じられるトリックを集めました。

5．CALCULATED CUT（計算されたカット）
6．SHERLOCK’S　CARD
7．OUT ON LOCATION
8．HIDDEN POWER
9．ELEVEN AND ONE

■第３章. KLONDYKE SHUFFLE
クロンダイクシャッフル（ミルクシャッフル）の操作を活用。

10．TURN THREE TIMES
11．CHOICES
12．LIKELY SUSPECT

■第４章. INTERACTIVE POKER（客とやるポーカー）
観客が実際に参加することを前提としたポーカーデモンストレーション。

13．ACCORDING TO HOYLE
14．CULT POKER（異教のポーカー）
15．SPEED STACKING
16．WILD BILL‘S GAME
17．THE NEW DEAL

■第５章. RED-BLACK TRICKS
トランプの表の２色、赤と黒を題材とした現象と演出。

18．COLOR OF THOUGHT
19．CARD ROULETTE
20．FLIP OVER MYSTERY
21．CENTER VISION
22．BACKWARDS BET
23．BLACKGAMMON

■第６章. MARKED FOR MYSTERY
テーマは「マークトカード」です。
と言っても、１枚のカードにひそかに印をつけておく、という最も基本的なやり方です。

24．STOP OR ELSE！
25．METAL WITH MEMORY
26．CUTTING THE ACES
27．SCRAMBLED STUD
28．CONCEAL AND REVEAL

■第７章. MIND READING
観客の心を読み取るといったメンタルマジック。
借りたデックで行えます。

29．VOODOO CLUE
30．MAGNETIC FORCE
31．BUSINESS CARD ESP
32．CUPID’S HOTLINE
33．CONTEMPLATION
34．OPPOSITE TWINS（正反対の双子）
35．MENTAL MATE
36．GREEKS BEARING GIFTS
■第８章. NOVELTY TRICKS
風変わりな方向性を持ったトリックをいくつか研究します。

37．BACK STOP
38．SUSPENSE
39．CENTER FOLD
40．KRAZY KUT
41．SEEN、NOT SEEN
42．FACES AND ACES

■第９章. THE DECK IS STACKED
デックを事前にスタックしておくことによって可能となる３つの奇跡。

43．WOULD I LIE？ 44．AFTER DARK 45．PSI-X
■第10章. RED-BACKED BLUES
赤裏と青裏、色違いのデックを組み合わせて使うタイプのマジック。

46．ONE SECOND FLAT
47．COLORS CAN’T MIX
48．A VOLATILE CARD（気まぐれなカード）
49．SUBLIMINAL FORCE（無意識下の認識の力）
50．ANY NAMED ACE

■第11章. ROLL THE DICE
トランプにダイスを複合させて使うと、とてもオシャレな印象になります。

51．CAST OF CARDS
52．POKER WITH DICE
53．TRIPLE FIND
54．THE LOST DIE
55．THE ODDS AGAINST

■第12章. X-RAY VISION
エックス線の目を持つと、目隠しをしてもものが見える！？
それに類する、隠されたものを見通す能力を披露します。

56．ILLUMINATOR
57．MYSTERY SIGHT
58．REPEAT MIRASKILL
59．EYELESS VISION

■第13章. CARD TO WALLET
「カードトゥワレット」（財布に通うカード）の現象を、
なんとスライハンドを使わずセルフワーキングによって達成します。

60．PREDICTION WALLET
61．DRACULA‘S CALLING CARD
62．THE MYSTERY CARD
63．MATCHLESS MATCH UP
64．RAPID TRNSIT
65．OMEGA CARD TO WALLET




今回ももちろん、原著（英語版）と翻訳冊子をセットにしてお届けいたします。
原著自体はトータル153ページ、図版入りのソフトカバー仕様。
上記の「目次」をご覧いただいただけでも、バラエティに富んでいて
じつに面白そうでしょう？

例によって平賀氏の訳はまずは原文に忠実に、その上できちんと
分かりづらいところなどを注釈で補足したり、時には原著の明確な誤りを
指摘して修正されたりもしています。
その意味では、既に原著をお持ちだった方や、英語がすらすら読める方でも
この日本語「完訳版」に目を通されることをお勧めいたします。

なお，余談ですが、
最近発売された monthly Magic Lessonの14周年記念号であるmML168号 に、
本書の翻訳者である平賀義達氏も、ゲストの一人として登場されています。
別に今回のシリーズと直接の関係はありませんが、よろしければそちらもぜひご覧ください。




・My Best Self-Working Card Tricks by Karl Fulves（原著・ソフトカバー153ページ）　1冊
・mML特製・日本語翻訳版冊子（B5判・56ページ）　1冊

セルフワーキング・カードトリックス（Self-Working Card Tricks by Karl Fulves）

セルフワーキング・クロースアップ・カードマジック

Simply Impromp2 Vol.2 日本語冊子

Simply Impromp2 Vol.1 日本語冊子