【漫才コンビじゃないよ！】ナンセンス（Non-Sense）by Wayne Dobson and Alan Wong～ウェイン・ドブソンの手順と、良いデックのセット！～ [monthly Magic Lesson Shoppers]

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特製のカードデックがとても魅惑的！

ウェイン・ドブソンの手順もナイス！

これはまず、ESPカードの上位互換と言えるユニークなデックが添付されていて
これ目的で仕入れました。

ESPカードの5つのマーク（シンボル）に代わって、目・耳・鼻・口・手の
5つの絵が描かれたカードとなっています。
これは、人間の五感、すなわち視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚を象徴する
デザインとなっているのです。

通常のESPカードと全く同じく、5種類のデザイン×5セットの25枚が
入っています。
ですからレギュラーのESPカードでできるマジックは、全てこのデックでも
行うことができ、また五感をテーマに演出を変更したり広げたりすることが
できるわけです。

さらにマークトデックにもなっているので、マークトのESPでできる手順も
行えます。
またこのマークが読みやすくバレずらいというスグレモノ。

上記の25枚に加え、特殊カード5枚が付加された30枚構成の特製デック。
「第六感」のカードも加えて一致を6組に拡張できるように作られているのも
ありがたい構成です。
この用具（特製デック）に価値があります。

基本として解説されている手順は、今やクラシックとなったESPマッチングテストです。

厚川昌男氏の傑作「サイコ」（mML Vol.111 参照）もこのプロットの作品の1つと言えます。

（余談ですが、最近ではノーエキストラのバージョンが流行っているようで、
同時多発的に考えだされたのか、いろいろな人が似たような手順を発表しています。）

基本的には演者と観客がそれぞれ５枚のESPカードを持ち、互いに１枚ずつ出していくと
毎回一致したマーク（シンボル）を出していたことが分かる、といった感じの演技です。
さあ、これをウェイン・ドブソンがどう調理するか？お手並み拝見！というと
かなりの上から目線になってしまいますが…
ちょっとした細工を使ってクリーンに見せられるようにしている点と、
最後の1枚の処理に独特の視点を導入している点が注目でしょうか。
基本原理は外さずクラシカルでオーソドックスな構成といえます。

なお、ウェイン・ドブソンは語っています。

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「今では古典的となるESPカードマッチングエフェクトの、
私が見た最初のバージョンは、私が生まれた年、1957 年に書かれた
Brother John Hamman の本に書かれたもので、トランプを使って
行うものでした。

このアプローチには、私には理解しがたい矛盾が含まれていました。
数年間、私はさまざまなマッチングESPカードルーティーンに取り組み、
クリーンで技法要らずで、観客に与える効果がパワフルなものを
追い求めてきました。

最近、このハンドリングに関する私の考えにブレイクスルーがありました。
結果、ついに私が設定した条件（外見上、デック等、余分なものを使わない、
ということのようです）を満たしました。
エフェクトをさらに強化し、魅力的な演出的フックを備えさせるために
カードの ESP シンボルを五感のイメージに置き換えたデックを作りました。」

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こうして作られた「ナンセンス・ルーティーン」を含む3つの手順を
公開しています。
封筒を使うボーナスルーティーンも大胆な発想で面白いものです。

・The Introductory Test
・The Telepathy Routine
・The Bonus Routine - Sixth Sense, Second Sight