【マジオン印刷工房！】みすぷりんと!! by野島伸幸～印刷、間違えちゃった！てへぺろ！～ [monthly Magic Lesson Shoppers]

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50ポイント還元

商品価格は、2,500円です！

アイコンのご説明

なんと、これでノーエキストラとな！？信じがたい！

過剰に印刷される４枚パケットの謎！間違いは正義！

４枚の印刷されていないカードに、
観客の選んだカードの絵柄が次々と印刷されていきます。
順調に印刷は進みますが、最後の１枚は手順を間違えてしまい…

野島伸幸の最新パケットトリックです。
見やすいようにパーラーサイズで作ってありますので、
クロースアップショーなどでもお使いいただけます。
最大の特徴は、ノーエキストラであることです。
余分なカードを使わずに、これだけの変化の量を達成しています。
また、最後は観客自身にカードを渡して印刷をしてもらうこともできます。

この変化量を達成するために一か所少し難しい技法を使用しています。
そこで、現象を１個減らした、比較的やさしく演じられる
バージョンも収録しています。

今となっては貴重なフェニックスパーラーサイズのカードに印刷して
製作していますので、普通のカードと同じように扱うことが出来ます。

ユニークな印刷トリックをお楽しみください。

中級者以上。

以上、ここまではメーカー（マジオン）からの商品紹介でした。
さて、…

ノーエキストラでこれだけの変化、というトリック構造面の
手順考案者（野島）の主張。
そして、やや大きめのカードで見栄えが良く、大人数にも見せやすい、
という演技者視点（＆観客目線）での利点。
これらは上記の説明で尽くされていると思います。

以下、ちょっと違う角度の話をしておきますと、私（南部）は
これを見て、とてもいいバランスのエフェクト展開だと思いました。

例えば、 デュビビエの「プリンティング」 など、もっと大きく
「間違いバラエティ」に振り切った作品もあり、それはそれで
演じ方、演じる相手、演じる場所、演者のキャラクターなどに
よってはもちろんアリであり、全く悪い手品ではないのですが・・・
（私もプリンティングは昔から好きで演じていましたし）

今回の「みすぷりんと!!」を見て、個人的に、
「あれはやりすぎだったのかなぁ？」と少し反省。
あそこまで間違われては、もはや間違いではなく、
完全に予定調和の世界観です。

そもそも普通のワイルドカードを素直に演じるだけで、一般の観客には
めっぽうウケるものです。
そこに何かさらに変化を付けたい、ということ自体が、マジシャンのエゴでしか
ないのかも知れません。
よく、コインマジックの「リバースアセンブリー」を、いきなり一般人に
見せてしまって、「あれ？なーんだ、結局集まらないんだ」と拍子抜けされて
全然ウケなかった、なんて話があります。
まず前提として「普通」「正則」があってこその「変」なのです。
「いつでもどこでも変化球」には無理があります。

その点、この「みすぷりんと!!」は、起承転結の「転」部分に、
スパイス的に「間違い」要素を入れている点で話が分かりやすく、
なおかつ間違いコンセプトが活きるのです。
さすがに印刷現象ですから「本当に間違った？」というサッカー要素までは
ないにしても、ある種の演劇的リアリティが生まれています。

ワイルドカード風味のクラシカルでシンプルな味わいに、
最後にちょっとだけ変化球を足して、不条理を演出。
ちょっとセンスを感じるまとめ方です。

ちなみに比較的最近、似た名前の商品を出しました。
紛らわしいですね。すみません。
【そのミスプリ、直します！】ミスプリント2.0（Misprint 2.0 by Luke Dancy）～ツカミに最適なオープニングトリック！～
全然違う手品でございます。
「ミスプリント祭り」をしたい方はこちらも併せてご検討ください。