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★収録内容

1.BRAINWEAVE（ブレインウィーブ）
デックから１枚のカードを観客に心の中だけで思ってもらいます。
それから、マジシャンは体の後ろで１枚のカードをひっくり返します。
デックをファンに広げたまま前に出した後、心に思ったカードを観客に尋ねると、まさにそれはひっくり返したカードなのです。

レギュラー・デックでできる「インビジブル・デック」現象で、
準備は何も要りません。
観客にはファンの中から自由に１枚選んでもらうのですが、
必ず当たります。


2.THE RED AND THE BLUE（赤と青）
マジシャンと観客は、裏模様の異なるデックを一組ずつ持ちます。
お互いに１枚のカードを表向きに自由に選んで交換し、手持ちデックの中に戻します。
ところが、裏面を確認してみると、保持しているデック、選ばれたカードすべての裏模様が逆転しているのです。

ｍＭＬ　Ｖｏｌ．３８号でも紹介した名作です。
技術的に難しいことがまったく要らず、まさに心理的な盲点を突いた逆転の発想で成り立っています。


3.THE COLOUR CHANGING FARO SHUFFLE
（カラー・チェンジング・フェロー・シャッフル）
マジシャンは、デックをカットするたびに次々とロイヤル・フラッシュを揃えてしまうギャンブラーの話をしますが、カットするたびにカードの裏模様が変わっていきます。

フェロー・シャッフルの特性を最大限に活かした作品で、
このシャッフルだけで計４回の色変わりを達成しています。


4.CROSS-25（クロス２５）
デックを観客に渡して２枚のカードを選んでもらいます。
マジシャンはカードをポケットの中に入れて、手探りで２人のカードを探し当てます。

今や古典となった有名な原理２つを上手く組み合わせることで、
観客のカードの位置を必ず特定できるようになっています。


5.UNDERWORLD（アンダーワールド）
２枚をテーブルに配って、そのどちらか一方を観客に選んでもらう、
ということを何度か繰り返します。
確認してみると、観客が選んだカードはすべて黒いカードで、
マジシャンの手元には赤いカードだけが残っています。

現象としては「アウト・オブ・ディス・ワールド」のパケット版です。
選ばせる手続きが新しいアプローチです。


6.POWER POKER（パワー・ポーカー）
２枚をテーブルに配って、そのどちらか一方を観客に選んでもらうということを何度か繰り返します。
確認してみると、観客が選んだ５枚はフルハウスになっていますが、マジシャンの手元に残った５枚ではロイヤル・ストレート・フラッシュができあがっています。

テン・カード・ポーカー・ディールの演出に仕上げた上記手順のバリエーションです。
この作品をきっかけに多くのバリエーションが生まれています。