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★収録内容

1.Ancient Las Vegas Pulse-Reading
マジシャンは、４人の観客がそれぞれ選んだカードを、次々と当てていきます。
マックスさんらしいメンタル的な演出が抜群の効果を発揮する作品です。
観客の腕を取り、脈拍の変化で当てるのですが、毎回やり方を変えて、だんだんと不可能設定を高めていきます。
考え抜かれた秀逸な演出の妙を、ぜひあなたの演技の参考にしてください。
（トリックとしては古典的な原理を使用していますが、実践派ならではの、手法上の細部の工夫も記されています）

2.New Wave
ＥＳＰカードでB'wave的な現象を行うトリック。
５種類のシンボルが揃った５枚のＥＳＰカードの中から、自由に１枚のカードを選んで、ひっくり返してもらいます。
あらかじめ示されていた「予言の封筒」の中身を取り出すと、こちらにも同じく５枚のカードが入っているのですが…
１枚だけがリバースされており、それが、観客が選んだＥＳＰシンボルと一致しているのです。
さらに、そのカードだけ裏の色が異なるというクライマックスも行うことができます（本人は非推奨）。

3.Con-Sequence
クラブのＡ〜４のパケットを使い、Ａから順にアンビシャスカードやリバース現象などを行っていきます。
最後に残った４のカード１枚だけでは何もできないかと思いきや、なんと、裏の色が変化してしまいます。
「アンビシャス・クラシック」の系列に属する作品ですが、クライマックスを「表の変化」でなく「裏の変化」にしています。
（中間の手順に関しては、ジョン・ハーマンの「アモルファス・エース」をヒントにしているとのこと）

4.Severence Pay-Off
ロープを紙筒に通し入れて、その部分をハサミで２つに切ってしまいますが、元に戻ります。
切り分けた状態をはっきり示す…クラシックマジックに対する、独創的な手法によるアプローチ。

5.Jan-Ken-Pon
ジャンケンを「インチキができないように」カードで行おう、と、ハサミ・紙・石の絵が描かれた３枚のカードを示します。
観客とマジシャンがそれぞれ１枚ずつ選びますが、マジシャンが勝ちます。
何度か繰り返し演じますが、マジシャンが先にカードを選んでおいても、毎回、必ずマジシャンが勝ってしまうのです。
「タネアカシをすると、じつはマジシャンは、常にあなたが何を選ぶのか、先回りして予測できるのです」
最後に、自由に１枚のカードを選んでもらい、それが正しく予言されていたことを示して終わります。

6.Ice Dice
あの「魔法都市案内」のマジェイア氏も推奨する傑作カードマジック。
２人の観客が振って出したダイスの目を元に、その枚数目のカードをそれぞれ抜き出すと、奇妙な数字の一致現象が起こります。
さらに、両者を合計した枚数目から…冒頭で観客が選んだカードが現れます。
面白いのは、ダイスと言っても、実際に本物のダイスを使用するのではないこと（使用しても良いのですが）。
透明なキューブをダイスに見立てて、イメージで好きな数字を言わせています（この特別な素材が、また観客の注意を引く効果があります）。
場合によっては、角砂糖などでも、あるいは、全く空想上の「エア・ダイス」で行うこともできますから、実用的です。

7.Printed Circuit
ワイルドカード的な「複数枚のカードの変化現象」を元に、２人の観客のカードを絡めて、意外性のある作品に仕上げました。
２人の観客に、それぞれ１枚ずつカードを選んでもらい、マジシャンは、４枚のダブルブランクカードを取り出して示します。
第１の観客のカードを、４枚のダブルブランクカードに重ねると、なんと、４枚のブランクは全て第１の観客のカードに変化！
すなわち、表も裏も示しますが、５枚全てが同一のカードになっているのです。
１枚のカードを取り除くと、残りの４枚は、またブランクに戻ってしまい…さらに、取り除いた１枚を表向きにすると、意外にも！
こちらが、第２の観客のカードに変化しているのです！