収録内容

1.Face Up Versa(フェイスアップ・バーサ)
カードのスイッチやシークレットアディションのための独自技法。
卓上ではなく、胸の高さでディスプレイしながら行う点で、汎用性の高い方法です。

2.Future Move Routine(フューチャー・ムーブ・ルーティン)
3人の観客が選んだカードを順に当てようとしますが…意外な展開のカード当て。
卓上に表向きで置かれていたカードがいつの間にか変化する、という現象は、意表を突くもの。
それを最大限効果的に演出するために精緻に練り上げられた手順です。

3.Ohara Count(大原カウント)
実際よりも枚数が多いように見せかけることができるカウント技法。
マジシャンをも煙に巻いてきた、自然で、信憑性の高い手法です。

4.Snap & Double(スナップ&ダブル)
左右の山に配り分けながら、ひそかに1枚〜数枚のカードを移動させることができる方法。
様々に応用が可能です。

5.Snap Across(スナップ・アクロス)
上記「大原カウント」および「スナップ&ダブル」を応用したカードアクロス。
観客の手の中にカードが移動する、効果的な手順です。

6.20(20枚<微妙>)
「微妙」というのは演出からきた作品の副題で、手品として微妙というわけではありません(笑)。
20枚のカードの裏表を混ぜて、さらに観客の選択に基づいてごちゃ混ぜにしてしまいますが…
よくよく見ると、いつのまにか黒と赤のカードが表向き・裏向きに分離しているのです。
セルフワーキングの優れた原理を元に、何の準備もなしに即席で行えるように構成。
簡単で効果的です。

7.All Back(オールバック)
マジシャンはカードマジックを始めようとしますが…
両面が裏の変なトランプを持ってきてしまったことに、途中で気づきます。
そこで、表を段階的に出現させて普通のトランプに変化させます。
マジシャンの「失策」を魔法の力で修正するストーリートリックに仕立てたオールバック。
使われている技法や手法も面白く、また、手順に関するこだわりも参考になります。

8.49 Cards to Pocket(49カード・トゥ・ポケット)
観客の選んだ3枚のカードが、デックから、次々とポケットに飛行して現れます。
ここまででも充分不思議なマジックなのですが、
「移動させる順番をちょっと間違えてしまったため、もう一度やってみましょう」
と、マジシャンは、今のマジックをもう一度繰り返します。
今度は1人目のカード、2人目のカード、と正しい順で飛行していきますが…
最後は意外にも、選ばれたカード以外の「デック」の方がポケットに飛行してしまいます。
現象に理由と説得性を持たせた手順構成が秀逸です。

9.Fake Out(フェイク・アウト)
カラのカードケースから何かを取り出してみせることができる技法ですが、
この技法を用いると、じつに様々な現象に応用できることにご注目ください。

10.Cutter Knife(カッターナイフ)
カードケースにカッターナイフでおまじないをかけると…
中でデックがズタズタに切断されてバラバラになってしまいます。
1枚だけ無傷で残っているカードが、観客が選んだカードです。
デックスイッチやフォースを排除して、演じやすい形に仕上げたバリエーション。


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  • 【レクチャーノート第2弾!】大原のこだわり〜「おすすめ」の続編「こだわり」も、おすすめです!〜
※本商品は、宅急便指定となります。ご了承くださいませ。

絶賛を博した「大原のおすすめ」に次ぐ、待望の第2作品集!

作品の背後にある「演技原理」が学べる戦略書としての一著!


お待たせいたしました…あの大原正樹氏の第2弾レクチャーノートです!
大きな話題を呼んだ第1弾「大原のおすすめ」に続いて、今回は「こだわり」です。
まさに氏の「こだわり」がたっぷりと詰まった、前作に比肩するクォリティーの作品集です。

前作「おすすめ」でもM.O.S.P.(モスプ)やParadigm Shift(パラダイム・シフト)などの
新しい技法を発表されるなど、技法に関しても並々ならぬ「こだわり」を持つ大原氏。
今回も、自ら工夫し考案した独自の技法を随所に散りばめながら、それを応用した
効果的なオリジナル作品を解説しています。
技法と手順の関連について、本書の「はじめに」で述べられたご本人の言を引用しましょう。

「私が手順や技法を組み立てる際にこだわっていることに、
『技法が技法に見えない状況の探求』があります。
私は技法とは、いつでも使えるモジュールのようなものではなく、
手順と一体となりその継ぎ目が分からないようなものであるべきだと考えています。
特定の状況に見事に溶け込んだ新しい技法を思いついたとき、
また既存の技法でもそのような使い方を発見したとき、私は大きな喜びを感じます。」

氏の作品は、技法をトータルな全体観の中で考え抜いて使用しているため、
流れとして極めて有機的で、自然です。
技法の「使いどころ」を見出すセンスと、そこで使う技法の選定。
さらには、ある技法を活かすために、手順をゼロから構築してしまう…など、
その考え方を縦横に語っている点が、とても参考になります。

もちろん、話は技法にとどまりません。
前作でも好評だった、演技構成上のセオリーを分析して抽出した「考察」が、
今回も冴え渡ります。
「トリック自体」の原理ではなく「トリックを演技として昇華させる」ための種々の
原理や方法、考え方を「標語」風にコンパクトにまとめて提示する形式は、前作どおり。
トリックの弱点をカバーするための演技や手順構成の考え方であるとか
観客の反応を最大限に引き出す効果的な演技の作り方、といった観点でのポイント、
様々な「戦略」を、実例を基に理解できますので、非常に有意義な内容です。

個別の各作品に関しても、セリフや間、タイミングから観客の心理誘導に至るまで
いろいろな「こだわり」を明示されているため、作品自体が良く理解できます。
一般の方への実演経験が多いものを選んで収録しているとの事で、いずれの作品も
大変実践的です。


 ◆実践派の方にとってのバイブルとなりうる理論書!◆
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