[ 商品コード ] BO012
ボナ植木
【大胆な繊細さ！】ボナ植木のレクチャーノート６・プチ工作とエニエニもどきなど〜臆病なマジシャンのための秘密ノート・６！〜

商品価格は、1,852円です！

大・大・大好評のシリーズ第６弾！実戦プロに学べる心意気！

安全・確実・効果絶大の「安稗（アンパイ）」マジック満載！

ナポレオンズ・ボナ植木氏によるレクチャーノートシリーズも、いよいよ第６弾。
2015年6月刊行の最新刊です！

今回も、実践的なマジックを作品として学び、着実にレパートリーを増やしながら
同時にプロタッチの実践的なマジック思考をも学ばせていただきましょう。

●はじめに●
「臆病」と言いながら、慎重に安全策を取りながら、どことなく軽やか。
ボナ氏のマジックに対する姿勢が窺える「まえがき」です。

■ボナのマギー・ストライプシルク製作
■フェイク両面改め
■ボナのマギー・ストライプシルク手順
マギー司郎氏の「縦縞横縞ハンカチ」にヒントを得た、ボナ氏バージョンのストライプシルクルーティン。
縦縞が横縞に、そして「斜め縞」に！？　…笑いと不思議が交錯する手順です。
用具の製作法・使用するテクニック・手順、の３項目に分けて、詳しく解説しています。

■言霊（ことだま）カード当て
ボナ氏が、セルフワーキングトリックの持つ「問題点」「違和感」にやさしく斬り込む！？
言葉の力でカードを当てる…セリフや演出でマジックの印象が変わる好例です。
フォールスカット（プチテク）を含めて解説。

■ストライプシルク再び
「ボナのマギー・ストライプシルク」の後で演じると効果的なギャグ的マジック。
縞模様のシルクを丸めて広げると、予想外の変化が起こり、さらに！？
確かに、前段で「縦縞・横縞」を演じることで意外性が際立ちます。見事な流れです。

■アラビアンカードアルファ
３枚のカードを見せて１枚を心の中で選んでもらいますが…
カード当てかと思いきや、意外な変化現象が起こります。
アラビアンカードと呼ばれる古典マジックのギミックを巧みに活用。
ですが、見せられたら「原案」を知っている人も気が付かず、引っかかるでしょう。

■なんでもどこからでも
■デックスイッチャー
■デックスイッチャーでの『なんどこ』手順
なんでもどこからでも…通称「なんどこ」。
カーディシャンの「夢の現象」の１つに「エニエニ」（エニーカード、エニーナンバー）がありますが…
ボナ植木氏がこのテーマに挑み、「エニエニもどき」と称して作り上げた手順です。
青デックから選ばれた１枚と、赤デックの観客が指定した枚数目にあるカードが、一致します。
大人数の観客を巻き込んでいく構成は、サロン・ステージにおける「観客参加型」のありようを提示。
なお、基本手順に加え、自作の「スイッチャ―」を使った応用手順を含めて詳細に解説しています。

■テレパシーで当てないカード当て
選んだカードを探し出すために、観客にさらに３枚のカードを選んでもらいますが、どれも違います。
でも、その３枚の数字を合計すると…その枚数目から、見事に選ばれたカードが現れます。
レギュラーデックで行う、不思議で面白い実践的なカード当てトリック。

●あとがき●
●本当のあとがき●
あとがきにも味があり、細やかな配慮が感じられます。

新作オンリー。
今回は「ストライプシルク」と「エニエニもどき（なんどこ）」という大作が２つあるので、
項目をまたいでの解説もありますが、「デックスイッチャー」などは他の目的にも活用できます。
（厳密には「スイッチャー」ではないのですが、その辺りも、詳しくは本編内で解説しています）
もちろん、それ以外の作品も、すべてひっくるめてぜ〜んぶ面白いので、どれもお見逃しなく！

前作までのシリーズを通じてそうなのですが、ボナ氏の「レクチャーノート」は、
全て氏が実際に演じて好反応・高評価を得た「実践的トリック」のみを収録しています。
プロ中のプロが、そのレパートリーを公開されているわけで、その意味では「ハズレ」は一切なし。
今回はタイトルに「プチ工作」が謳われていて、中には準備が多少、必要なものもあります。
ですが、教えられた通りに愚直に用意し製作して実演すれば、観客ウケは保証されているものばかりなのです。

しかも、セリフや見せ方なども、ポイントとなる点が書き込まれていて、参考になります。
個別具体例の中に、他のマジックを演じる際にも役立つ「普遍的アドバイス」を感じ取れる内容です。

何より、マジック解説という「実務書」を、平易に、しかも面白く読ませてくれる軽妙洒脱な筆致。
これは、まさに１つの「作品」として完成された「レクチャーノート・アート」と言える域です。

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ボナ氏の演技を実際にご覧になる機会がある方はお分かりだと思いますが、
氏のマジックには「クールなカッコよさ」と「ハートウォーミングな心地よさ」の両者が
何の違和感もなくスッと同居しています。
ビールじゃないですが「コクもあるのにキレもある」といった感じでしょうか。

その秘密を知りたくて、いつも読んでしまいます。

感じられるのは、プロ意識に裏打ちされた暖かさ。
ご本人が「臆病」と表現される点ではないかと思うのですが、繊細な配慮を、それこそ
冷徹なまでに細やかに積み上げていくのです。
そして時として大胆に。

もちろん、経験値から来る部分や、個人の資質に関わると思われる部分など、なかなか一朝一夕に
真似できない場合もあるのですが、意識するだけでも違います。
皆さんも、ぜひ、レクチャーノートで学びながら、ボナ氏が実際にこれらの作品を演じたら
どんな演技となるか、イメージを膨らませながらお読みになってみてください。
そして、時として自分の頭で考えることも忘れずに。

ぜひ、プロ中のプロのレパートリーを、そしてその中に埋め込まれた知見を、
皆さんの演技にお役立てください。