[ 商品コード ] KK017
【独創的な奇術書！】ガク！の書　おやじマジシャンはかく語りき～カズ・カタヤマ氏の謎の書、登場！～

商品価格は、2,500円（税別）です！

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アイコンのご説明

おやじマジシャンを自称するカズ・カタヤマ氏、渾身の一著！

非常にユニークな、カタヤマ氏らしい小冊子！　お楽しみを！

「ガク！」というのはカタヤマ氏の以前からの口癖（？）ですが、
今回の冊子のまえがきでは、合言葉だと言っています。
果たしてその真意は？

本書はＡ５サイズ、正味30ページほどの小型の小冊子です。
横長にして横開きで読む、というデザインも変わっていますが、
何の情報もなくサンプルを手にして私は驚きました。

各ページに、カタヤマ氏によると思われる提言・格言のような
マジシャン向けの短い警句と、補足となる簡単な文章が書かれています。
見開きの反対側のページには、関連するイラストが1ページ丸ごと使って
大きくカラー印刷されています。
イラスト集であるかのような構成。

提言の内容も、カタヤマ氏が思う理想が投影された
手厳しい苦言のようなものが多く、私自身としては共鳴できる部分も
多々ありましたが、若いマジシャンからは「これだから老害は…」とも
取られかねない類いのものでもあろうかと思えます。

ざっと見て、とても癖のある書物なので、好みは分かれるだろうと思いました。
そして、これにニーズがあるかなぁ、と値踏みをしつつ最後まで行くと、なぜか
そこには初出一覧としてマジックのタイトルが５つ記載されていたのです。
「あれ？どこかに作品解説があったかな」とパラパラと見返しても見当たりません。
むむむ？？？

意味が分からず、放り出しそうになりましたが、良くよく見ると、ところどころ
イラストの中に隠しＱＲコードを発見。
それをケータイで読み取ると、実演・解説の動画が見られるということが分かりました。
つまりは、提言集であり、オリジナルイラスト集であるとともに、作品集でも
あったわけです。

収録作品は

■・四種のリバースマトリックス
■・三種のコインの飛行
■・三種の肘、膝、首くん
■・コインの飛行
■・赤と黒

の５種。
コインマジック４作品、カードマジック１作品です。

いずれも過去に雑誌やＳＦフェスティバルの冊子等で発表され、その後
東京堂の「クロースアップマジックコレクション」の１または２に収録されている
作品ですが、演技・解説をご本人の動画で見れるというところに価値があります。
ご本人も「20年以上前に考案したものばかりだが、今でも充分面白いです。」と
おっしゃっています。

なお、数々の提言も、小言・繰り言と捉えず、じっくり味わって読んでいただくと、
氏の深い考えが分かり、皆さん自身の思考を深め、また自身のマジックをよりよくする
ことに役立ち、つながるものと信じます。
また、イラストも、見れば見るほど味があり、楽しめます。
隠しＱＲコードを探すのもまた楽しみの１つです。

カタヤマイズムが詰まった、カタヤマタッチの、ユニークで唯一無二の冊子。
隠された動画と共に、ぜひお楽しみください。

ちなみに、映像収録作品にご本人がブログで付されたコメントを併載しておきます。

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『ガクの書！おやじマジシャンはかく語りき』
に隠されたのが5つのクロースアップ・マジック。
そのうちの最初の3つは、
「今まであるマジックを種類の異なるコインでやってみよう」
という発想から生まれたもの。
いかにもマニアの発想の作品なのだなあ。

■・四種のリバースマトリックス
これは谷英樹さんの『E-Zリバーシ』を四種でやろうというもの。
原案の良さであるエキストラなし、準備なしという点を、
継承しているのがポイント。
四半世紀以上前の作品だけど、今でも十分鮮やかで不思議。

■・三種のコインの飛行
これは六人部さんの『スリーコイン・アセンブリー』を
三種類のコインでやろうとして生まれた作品。
結果随分と趣の異なる手順になった。
DFコインの性質を最大限利用したもの。
これも四半世紀位上前の作品。

■・三種の肘、膝、首くん
あのダローのコインマジック『エルボー、ニー、ネック』を
三種類のコインでやろうという試みから生まれた作品。
結果として、コインそれぞれにキャラを持たせることができて、
パワーアップすることができた。と思う。
本書の中では一番新しい作品だけど、10年以上前のもの。
今回ブースであらためて実宴して、手前ミソだけど良い手品だなあ。
準備やセットがほぼ要らないので、連続して実演できるの。
ここ大切なポイント。

■・コインの飛行
荒井晋一さんの『コインズ・アクロス』に
「アングル・フィンガー・パーム」を加えた手順。
お客様の手の中に移動させる等すると、
実戦でも十分使える手順。というか使っています。

■・赤と黒
これはかなり昔からの手順。
厚川賞受賞作品集に掲載した作品に
デックで行う水と油をプラスしたもの。
準備なし、ギャフなし、完全即席でできるのが魅力。
長尺の大作手順になったけど、
元は二川滋夫さんの『Japanese Aces』
という小品の改案だったのだ。