マジックショップmonthly Magic Lesson Shoppersは、世界中から厳選したアイテムをお手頃価格でお届けします。

★収録内容


Tricks（作品解説）

1.Shotgun
裏向きのデックのトップに４枚のキングを表向きに置き、デックをリフルするだけで、フォアキングは、コツゼンと消失してしまいます！
そして、それだけではありません…そのまま、怪しい動作なく、すぐにデックをスプレッドすると！？
たったいま消えた４枚のキングが、デックのあちらこちら、別々の場所に１枚ずつ、表向きになって現れます！！

2.Katana Spread
神秘的でビジュアル、そして超不思議な、４枚のカードの出現現象。
デックを裏向きにスプレッドして改め、いったん揃え、怪しい動作なくそのままもう一度スプレッドすると…
驚くべきことに、４枚のカード（例えばフォアエース）が、デックの別々の場所で、それぞれ表向きになっているのです。

3.Pure Slap
４枚の「キング」をデックのトップに表向きに乗せた状態で、観客に、４枚の「エース」を、デックのバラバラの場所に表向きに差し込んでもらいます。
エースをゆっくりと、デックに押し込んで揃えた後、リフルするだけで、キングとエースが瞬間に入れ替わってしまうのです…
すなわち、トップに見えている４枚のキングが全てエースに変化してしまい、キングは、デックの中に表向きで、バラバラに入っているのです。
いまやクラシックとなったこのテーマ（Slap Exchange という Bill Goodwin 氏のプロット）の、最も「直接的」（ダイレクト）なハンドリング。
何のセットも要らずに行え、即座に繰り返すことも可能です。

4.Back Slap
上記「Pure Slap」のバリエーションで、同じイフェクトですが、方法が異なります。
１つのテーマに対しても、さまざまな手法が考えられるのだと、参考になります。
多くのマジシャンを引っ掛けた、驚愕のトリックです。

5.Samurai Kut
シャフルしたデックをテーブルに放り投げるようにスライドさせると、カードは４つの部分に分かれて着地します！
しかも、観客に、４つの山のトップカードを表向きにしてもらうと、４枚ともエースです。
あまり見たことのない現象ですので、マジシャン相手でもインパクト絶大です。

6.Nyquist 1
４枚のキングがデックのトップに表向きに置かれ、それとは別に、観客が選んだ４枚のカードが、デックの中にバラバラに差し込まれます。
今度は、交換現象ではありません…デックをリフルすると、トップの４枚のキングが、目の前で消失してしまいます！
デックを広げると、４枚のキングが、バラバラの場所に表向きに現れているのが見つかります…
そして、それぞれのキングの隣にあるカードを見ると、なんと、観客が選んだ４枚のカードが出てきます！
選ばれたカードをキングがデックの中に捜しに行って、無事に見つけ出したというわけです。
魔法のように不思議なマジックを、ぜひ堪能してください。

7.Nyquist 2
こちらのバリエーションは、上記とは異なり、カード当ての要素を排除しています。
トップに乗せた表向きの４枚のキングが消えて、デックの中の別々の場所から現れます。
最初のShotgunと同種の効果ですが、これも方法が異なり、ダイレクトな「Shotgun」に対して、こちらは巧妙な手を使っています。
比較していただくと、面白いと思います。

8.Ricochet
「Pure Slap」と同じ交換現象を見せる、と思いきや…もう一段の意外性で観客を打ちのめす、サッカートリック風バージョン。
キングはデックの中にバラバラに、そしてエースはデックのトップに。
そして「Pure Slap」と同様に、外見上の「交換」が起こります…トップのエースが４枚ともキングに変化してしまうのです。
ところが…トップのキングを取り除き、デックを広げていくと、なんと、いま除けたばかりのキングが、デックにバラバラに入っているのです！？
エースが出てくるものと想定していた観客は、あまりのことにビックリ仰天…卓上の４枚の方が、エースに戻っています。

9.Ace Cutting 1
ジョン・スカーニの「Cutting to The Aces」へのトリビュート作。
マジシャンは、卓上のデックを片手で４つにカットしては、フォアエースを次々と取り出していきます。
カードは徹底的に混ぜられ、ブレイクも、クリンプも、ジョグも何もない状態からスタートしますので、マジシャンが見ても不思議です。

10.Ace Cutting 2
上記の「Ace Cutting 1」に、マニアックなエンディングを付加！
マジシャンがなぜエースをカットして出せるのかというと、マークトカードだから、というセリフとともにエースを裏向きにすると…
なんと、取り出されたフォアエースの裏の色は、残りのデックと異なっているのです。
それだけでも驚きですが、さらに、残りのデックを表向きにすると、全てのカードの表が真っ白…ブランクになっているのです。


Sleights（技法解説）

11.Distribution Technique
メインエベントとなる技法の解説。
このＤＶＤの核となるテクニックであり、解説された手順の多くが、この技法に拠っています。
マルチプル・シフトの「逆操作」とも定義づけられる、新しいコンセプトの技法です。

12.Thering Multiple Shift
４枚のカードをデックのバラバラの場所に本当に差し込み、そのまま押し込んで混ぜてしまったように見えますが…
４枚のカードは、ひそかに集められ、コントロールされているのです。
マルチプル・シフトの、Irving Quant 氏オリジナルの方法。
信憑性が高く、これだけでも注目に値する技法です。

13.Atfus Variation
「アトファス・ムーブ」のバリエーションですが、スイッチなど不可能に見えるクリーンさです。


Extras（ボーナス手順）

14.Multiple Peek Control
「Distribution Technique」との相性が抜群の、ピーク技法の発展形。
デックのバラバラの箇所にある４枚のカードがフォースできたり、フリーチョイスの４枚のカードを特定の４枚の隣にコントロールできたり…
応用のマジックを含む、さまざまなアイデアを解説しています。

15.Ambitious Kings
４枚のキングを用いて行うアンビシャスカードの手順で、「分散する」クライマックスを最後に持ってきています。
前段は「バラバラに入れた４枚のキングが、一気にトップに上がってくる」現象が数回、繰り返されます。
この部分も、毎回異なる手法を取るなど、凝った構成となっています。

16.Switch Location
キングがデックの中に分散し、４枚のエースを探し出すマジック。
「Nyquist 1」のセレクションの代わりにフォアエースを使うような展開ですが、方法としては別のやり方が提示されています。
最初にエースを見せていないので、いきなり登場する点に意外性があります。

17.Theron's Trick
「Nyquist 1」の現象に挑戦した、友人の Theron 氏による別法で、これも素晴らしい方法です。