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★収録内容

1.Inscrutable
デックから４枚のエースを出そうとしますが、なぜか毎回ジョーカーが邪魔して出てきます。
４枚のジョーカーを取り出したところで、それが４枚のエースに変化します。
現象にストーリー的な要因が組み込まれているため、大変効果的です。


2.Bullet Train
エース４枚だけで演じる「カード・アップ・ザ・スリーブ」現象です。
袖を通って、ジャケットの内ポケットなど、さまざまな場所へ１枚ずつ移動する…
ターゲットを４枚だけに絞ったため、「トラベラーズ」にも似たパンチの効いた手順となりました。
しかも、本当に４枚のカード（とテクニック）だけしか使っていません。


3.Oil Over Troubled Waters
３枚−３枚のオイル＆ウォーターで、クライマックスに、デック全体も赤と黒が分離します。
エキストラカードなしで、非常にクリーンに見えるハンドリング。
そして、デックは、観客自身にシャフルしてもらっていますから、これまた不思議です。


4.Versa Switch
複数枚のカードを丸ごとすり替えるための有用な技法「バーサ・スイッチ」です。
４枚のエースをデック中央に入れても、トップに上がってくる現象として演じています。


5.Easy as Hell Prediction
観客が配るのをやめた場所のカードと、ケースの中の予言が一致します。
簡単で、手軽に演じられる、シンプルでダイレクトな、わかりやすい現象のマジック。


6.Swing Blade
食卓用ナイフと紙ナプキンがあれば即席で演じられる、便利で実用的なパドルトリック。
紙ナプキンの小さな破片、４片が、ナイフから取り除いたのに、一瞬で戻ってきます。
ビジュアルなマジック…そして、パドルムーブの上手さにも着目してください。


7.Twelfth Victim
３個の「弾丸」を、片手に握り、ピストルに見立てて形を作ります。
反対の手に、突然「目玉」が現れ（いつの間にか貼り付いています）、しゃべりだします（腹話術のような演出です）。
この、謎のキャラクターが、弾丸受け止め術（バレット・キャッチ）を行おうという趣向。
ピストルを１発ずつ撃つ演技をすると、弾丸が、反対の手に移動して出てきます。
最後には、マジシャン自身が「本当に」口で弾丸を受け止める、という意外なクライマックスが訪れます。
トリックとしては「コインズ・アクロス」のようなものですが、ここまでコメディ的に凝った演出は珍しく、面白いものです。