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★第１巻収録内容

1.ビッグ・スイッチ
予言が外れた、と思いきや…カードの裏に付いている「スイッチ」を捻ると、カードがスイッチされる！？
電気スイッチが取り付けられたカードという奇想天外な用具で観客の注意を引き付ける、洒落の効いた変化現象。

2.スナックス・アライブ！
紙袋の中で、コーラビンが消えたり、また現れたり。さらには、コーラビンが意外なものに変化します。
そして…観客が、タネを見破った、と思った瞬間、想像を絶する驚きが、観客を襲います！
普通のビンで出来る、マーティン・ルイス流の「バニシング・ボトル」です。子供から大人まで！

3.カムバック・カード
マーティンの父、エリック・ルイスの考案。
マジシャンが手を触れられない状態で、デックの中のカードが、フェースに何度も飛び移ってしまいます。
ある程度の人数の前で演じられる、ビジュアルなカードマジックです。

4.テクニカラー・プレディクション
これも有名な作品です。３色の封筒を、３人の観客に、それぞれ選ばせます。封筒の中には予言が。
しかし、赤の封筒の中のメモは「あなたは赤を選ぶ」…当たっていますが、よく考えると、当たり前では！？
２人目まではこの調子ですが、３人目の封筒の中身を見ると、本当に「すべて」が予言されているのです！
コメディ風の演出から、最後は完全な不思議さを提供する、ユニークな予言トリック。
なお、様々な観客やイベント用に、内容をカスタマイズできます。

5.リップスティックス
別々の棒に取り付けられた２本の紐が、なぜか、あたかも１本の紐の両端であるがごとく、連動して動きます。
もちろん、間には、何のつながりもないのですが…
見た目の動作の面白さと不思議さで、観客を沸かせる古典名作「チャイニーズ・ステッキ」のバリエーションです。
なんと、最後は仕掛けが無いことを完全に示して終わることができるので、「知ってる」人もビックリです。

6.カーディオグラフィック
マーティン・ルイスの代表作。デビッド・カッパーフィールドが演じたことで、一躍その名を世界にとどろかせた傑作です。
観客のカードを、スケッチブックに描いて当てようとしますが、ハズレ！？
「いやいや、これはデックです」と、あわてて絵のカードに厚さを付け足し、その中のどこかにあると言い逃れます！？
ジョークかと思いきや…なんと、絵なのに、そのデックの中央から、選ばれたカードが競りあがってきます！！
（いわゆる「ライジングカード」の現象が、絵の中で起こるのです！！）
その絵を破り取って観客に手渡しますが…もとより単なる絵でしかなく、動くような仕掛けは、一切見当たりません。
「描いた絵が、目の前で動き出す」…ファンタジーを現実化した、夢の現象。

★第２巻収録内容

1.ティッシュペーパー・トリック
破いた紙ナプキンが、不思議なことに、元通りの１枚に復活します。
その後、マジシャンは、「じつは、すり替えていただけなんです」と、２色のナプキンを使って種明かしをしますが…
最後に、もう一段の驚きが待っています。
「紙玉の復活」という有名なサッカー（引っかけ）トリックのバリエーションで、２色の紙を使うところがミソ。

2.ハンドスキャン
手の両面を、ゆっくりと公明正大に改めた後で、空中からカードのファンを取り出します。
現象は、いわゆるマニピュレーションですが、方法は、マニピュレーションではなく、技術不要のやりかたです。
マーティン・ルイスは、これを各マジックの前に毎回繰り返し演じ、ランニングギャグとして効果的に使っています。

3.コメディ・カードスタッブ　
目隠ししたまま、テーブル上に配ったカードの中から観客のカードだけナイフで突き刺すカードスタッブ。
ですが、最終的に、マジシャンが間違ったカードを刺してしまったかと思いきや…どんてん返しのオチが！
ビジュアルなコメディ。

4.クリスタル・ゲイジング
観客が自由に選んだカードを、それを見ていない別の観客が当ててしまう観客参加型マジック。
水晶玉を覗き込んでもらうと…そこに、観客のカードが映し出される、という神秘的な演出です。
とても不思議な現象、そして予想を超えるトリック。海外では単独で販売もされているマジックです。

5.ハーブ・イット
クロースアップ用のの名作ギャグカード「クラブの3と1/2」を、サロンマジック用に改良し、巧妙な手順に仕上げました。
なお、ここで解説されるジャンボカードの作り方は、どのギミックカードを作るときにも応用できます。

6.カード・イン・ボトル
現象は、題名の通りです。カードがボトルに入る…ハービン考案の現象に対する、マーティン流の演出です。
これは、まさに観客を完全に煙に巻く手順で、ショーのトリネタに最適です。
随所に工夫が為されており、特に「カードの消し方」だけを取っても充分に価値があります。